2017/02/10発行 ジャピオン902号掲載記事

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熱々のホットチョコレートにマシュマロを浮かべた、懐かしい味の一杯。仕上げにバーナーでマシュマロをあぶってスモア風に

最新作「ホット抹茶ホワイトチョコレート」。ホワイトチョコの強い甘みと抹茶の苦味の相乗効果が印象的
飲むとたちまちヨーロピアンな気分になる「フレンチ・ホットチョコレート」
映像作家から「ココアバー」のオーナーに転身したバーマンさん。新作開発のためには、客とのコミュニケーションは欠かせない
Cocoa Bar
21 Clinton St.
(bet. Stanton & Houston Sts.)
TEL: 212-677-7417
www.cocoabarnyc.com

豊富なラインナップ
常に新しい味を追求

ココアバー

 個性派ホットチョコレートを探すべく、まずはローワーイーストサイドにある「ココアバー」に。チョコがテーマのカフェ&バーだけあり、どれを飲んだらいいか迷ってしまうほどの品ぞろえ。オーナーのバーマン・ソルターニさんに、その魅力を語ってもらった。

千変万化のホットチョコレート

 ココアバーのドリンクメニューに並ぶのは、ミルクで溶かして作るスタンダードなものから、エスプレッソやお酒をプラスして作るものまで、その数約20種類。無類のチョコ好きのバーマンさんの手に掛かると、ホットチョコレートがいろんな味へと変貌し、素材に秘められた可能性が開花する。

 バーマンさんがまず振る舞ってくれたのは、一番人気の「ホット・ダークチョコレート」。カカオ75%のダークチョコと牛乳で作るシンプルな一杯は、極上のダークチョコならではのまろやかな味わいと、滑らかなベルベットのような舌触りで、スーッと喉に流れていく。

 続いて、自家製のマシュマロを浮かべた「ホットチョコレート・ウィズ・マシュマロ」を。スモアさながらに、バーナーでマシュマロの表面を焼くと、キャラメルのような香ばしさと、まったりとした甘さがホットチョコレートにとろりと溶け込む。キャンプで火を囲んでいるような懐かしさを感じさせる、癒やし系の味だ。

 そして同店の最新作が「ホット抹茶ホワイトチョコレート」。抹茶の苦味と渋味をホワイトチョコレートの甘さが包み込み、体に優しく染み渡る。日本人にとってはなじみ深い味なので、個性派ホットチョコレートの入門編としておすすめ。

 大人が楽しめるホットチョコレートのカクテルなら、ポートワインとチョコを巧みにブレンドした「フレンチ・ホットチョコレート」を。ワインの酸味とチョコの苦味がこんなに合うとは驚きだ。優雅な味わいと適度な甘さで、オトナ女子もノックアウト。ちなみに同店には生酒を使った冷たいチョコカクテル「チョコラティーニ」もある。

一杯に込める味への探求心

 オーナーのバーマンさんは、子供の頃からホットチョコレートを自己流で作るほどの愛好家。同店をオープンする前は、テレビや映画など映像関係の仕事をしていたとあり、新しいものを創り上げるというクリエーティブ精神旺盛だ。そのスピリットと情熱は今、ホットチョコレート作りに注がれている。

 同店の味を作り上げる上でこだわったのは、とにかく「上質な原料を使うこと」。そこで行きついたのがベルギー産のチョコだと言う。カカオの含有量や甘さが異なるチョコに、こちらも厳選した様々な食材やスパイスをブレンドする。

 「愛情を込めて作ったホットチョコレートには、『人格』が宿るんだ」とバーマンさん。「次はワサビ・ホットチョコレートなんかいいかもしれないね」と茶目っ気たっぷりに笑う。ココアバーに来れば、いつも新しくて個性的なホットチョコレートに出合える。


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