2016/12/02発行 ジャピオン893号掲載記事


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氷尽くしのひととき
美しきスウェーデン

 首都ストックホルムは、島々からなる土地の上にあり、運河の面積が市内の3割を占めるため、「北欧のベネチア」と称される、1年を通じて人気の観光都市だ。ガムラスタンと呼ばれる旧市街にはストックホルム宮殿はじめ17~18世紀の建物が多く残り、中世の雰囲気そのままの街並みを見ることができる。

 冬に行くのならば、ぜひとも体験したいのは、冬限定のアイスホテル。首都ストックホルムから飛行機で北部のキルナへ。飾られている彫刻はもちろんベッドも氷(暖かい普通の部屋もある)。ベッドにはトナカイの毛皮が敷かれているが、室内はセ氏マイナス5度なので、防寒の寝袋にくるまって寝るという「極上の極寒体験」ができる。館内にはこちらもコップからカウンターまで氷で作られたアイスバーもあり、とことん氷の世界にこだわりたい人にはおすすめの場所。同ホテルが提供するオーロラ鑑賞ツアー、犬ぞり体験など、極寒地らしい数々のアクティビティーもどうぞ。

いざ、ストックホルムへ

★ストックホルム・アーランダ空港へはJFK国際空港からノルウェー航空、ニューアーク国際空港からスカンジナビア航空の直行便でおよそ7時間半。
★有効残存期間が3カ月以上ある日本のパスポートを保持している人は、90日以内の滞在はビザは不要。
中世の佇まいを残すストックホルムの街並み
世界中から観光客が訪れるアイスホテル


アルプスを滑走
スキーするならノルウェー

 冬といえばスキー、そしてスキーといえばノルウェー。極寒の地へスキーに出掛けるというのはいかが?

 ノルウェー人はスキー板を履いて生まれてくると言われるほどスキーに親しんでいる国。そんな国だけに首都オスロ近辺にもアクセスしやすいスキー場がいくつもある。そのうちの一つがオスロ・ウインターセンターで、オスロ中央駅から電車でおよそ1時間、車でも40分の距離にある近郊最大のスキーリゾートだ。オスロから日帰りも可能。気軽に夢のアルプス地方での滑走が楽しめるのが魅力だ。

 落差30メートルのグトルフォス滝は、冬場は凍結しているが迫力満点だ。ゲイシールにある間欠泉の中でもストロックル間欠泉は約10分おきに20メートルほど噴出。鉱物成分を含む熱湯は澄み切った青色をたたえている。

 もう一つ、火山地帯につきものといえば温泉。「ブルーラグーン」は、地熱を利用した世界最大級の露天風呂。美容成分が含まれる湯に浸かりながら、オーロラが見えることもあるそうだ。

いざ、オスロへ

★オスロ国際空港へはJFK国際空港からのノルウェー航空、ニューアーク国際空港からスカンジナビア航空の直行便でおよそ7時間半。
★有効残存期間が3カ月以上ある日本のパスポートを保持している人は、90日以内の滞在はビザは不要。
オスロから1時間で行けるスキーリゾートオスロ・ウインターセンター

オーロラ、温泉、犬ぞり
お楽しみ満載のアラスカ

 ニューヨークからやや時間はかかるが、入国審査の煩わしさがないのがアラスカのいいところ。中でも極寒を味わい尽くすにはフェアバンクスがおすすめだ。

 世界的なオーロラ観測の名所として知られているのはもちろんだが、チナ温泉リゾート、犬ぞり体験など極寒の地のお楽しみがぎっしり。アクティビティーの申し込みは市内で可能だ。

いざ、フェアバンクスへ

★フェアバンクス国際空港へはニューヨーク近郊の空港から直行便はない。JFK国際空港、ニューアーク国際空港からデルタ航空、アラスカ航空などがシアトル経由で飛んでいる。その場合の飛行時間は約11時間。
晴天率が高いため世界でも有数のオーロラ鑑賞スポットとされるフェアバンクス

極寒でも食べたい各国料理
 極寒の地とはいえ、紹介してきた各国には食べておきたい料理がある。

 暖流の影響により魚介類が豊富に獲れるアイスランドでは新鮮な魚料理と、有名な羊肉料理は外せない。さらに豊かな食材を使った燻製や干物も人気だ。中でも名物は、羊肉の薫製「ハンギキョート(hangikjöt)」とタラの干物「ハルズフィスクール(Harðfiskur)」。食べ逃しなく。

 カナダの特産物といえばメープルシロップやロブスターだが、ケベックに行くならば、この地の伝統料理「プーティン」を召し上がれ。フレンチフライにグレービーソースとチーズの塊をのせた、カナディアンファーストフードだ。

 そして、スウェーデンの名物料理といえば「ショットブラール(köttbullar)」。肉団子にグレービーソースとリンゴンベリー・ジャムをつけて食べるスタイルがスウェーデン風。代表的なデザートはスポンジとクリームを重ねた「プリンセストルタ(prinsesstårta)」。どちらもIKEAでも食べられるが、ぜひ本場でいただきたい。

アイスランドで最も古い料理の一つとされる羊肉の薫製ハンギキョート
フレンチフライにグレービーソースとチーズをかけたケベック発祥のプーティン
ショットブラールは、グレービーソースとリンゴンベリー・ジャムを添えた肉団子


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