2016/12/02発行 ジャピオン893号掲載記事


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極寒の地 おたのしみガイド

極寒の地のそれぞれの観光名所を、各地の基本情報も合わせてお届けする。
実はあんまり寒くない!
アイスランドで大自然

 「アイスランド」という名前から、いかにも極寒の印象があるが、首都レイキャビックの12〜1月の平均最低気温はセ氏マイナス2〜3度で、ニューヨークとあまり変わらない。実は暖流の影響で、同緯度の場所と比べ、冬は過ごしやすい。

 海外への玄関口は首都から50キロのケフラヴィーク国際空港。ニューヨークはじめ全米7都市から乗り入れているのでアクセスしやすいのが魅力だ。

 オーロラ鑑賞が観光としては目玉だが、それ以外にも雄大な大自然の景観を楽しめるのがアイスランドの良さだ。北米プレートとユーラシアプレートの境目、大西洋中央海嶺の露出部分という特異な場所にあるのが世界遺産の「シンクヴェトリル国立公園」。プレートが両方に引っ張られてできる大地の裂け目、「ギャオ」を見ることができる。同公園と合わせて「ゴールデンサークル」と呼ばれるグトルフォス滝とゲイシールも、火山地帯ならではの見どころ。

 落差30メートルのグトルフォス滝は、冬場は凍結しているが迫力満点だ。ゲイシールにある間欠泉の中でもストロックル間欠泉は約10分おきに20メートルほど噴出。鉱物成分を含む熱湯は澄み切った青色をたたえている。

 もう一つ、火山地帯につきものといえば温泉。「ブルーラグーン」は、地熱を利用した世界最大級の露天風呂。美容成分が含まれる湯に浸かりながら、オーロラが見えることもあるそうだ。

いざ、レイキャビックへ

★ケフラビーク国際空港へはJFK国際空港から、エールフランス、アイスランド航空、ジェットブルー航空、デルタ航空など、ニューアーク国際空港からはWOW航空の直行便でおよそ6時間
★有効残存期間が3カ月以上ある日本国パスポートを保持している人は、90日以内の滞在はビザは不要

雪に包まれたレイキャビックの街。高層ビルがないので、空が高い
シンクヴェトリル国立公園ではユーラシアと北米プレートの境目が見られる
ブルーラグーンは世界最大級の露天風呂。お湯には美容効果もあり


オーロラ鑑賞と雪祭り
冬こそ輝くカナダ

 カナダで極寒を味わうには、やはり「オーロラの都」と呼ばれているカナダ・イエローナイフに赴くべきだろう。

 ここはオーロラが最もよく見えるオーロラベルト(北緯65〜70度)上に位置するため、実は1年を通じて鑑賞が可能。しかしなぜ、冬は常にセ氏マイナス10度を下回り、マイナス30度になることも珍しくない極寒の地に行くべきかというと、オーロラが見られる可能性が高まるからだ。

 12月から4月中旬にかけては晴天率が上がるため、3泊すればほぼ確実にオーロラを見られるとのこと。スキーウエア程度では全く歯が立たない寒さだが、それでも冬に行くのには理由があるのだ。

 カナダでこの季節にもう一つおすすめしたい場所はユネスコ世界遺産に登録されているケベック市。ちなみに冬はマイナス15度以下。

 極寒のケベックを訪れる最大の理由は「ケベックウインターカーニバル」(2017年は1月27日から2月12日まで開催)だ。1894年から続く、世界最大級の雪祭りで、氷の宮殿が作られたり、犬ぞりレースなどさまざまな催しが繰り広げられる。氷の女王が行進するパレードもある。

 また宿泊するなら冬季限定の(17年1月4日から3月26日まで)氷で作られるホテル「オテル・ドゥ・グラス」がおすすめ。室内はマイナス3度と極寒の極みだが、特別な製法で作られた氷は透明度が高く、幻想的な世界が楽しめる。

いざ、カナダへ

★イエローナイフ空港へは、ニューヨーク近郊の空港からトロントなどの経由便がある。搭乗時間は10時間程度。
★ケベック・ジャン・ルサージ国際空港にはJFK国際空港やニューアーク国際空港から直行便でおよそ2時間
★カナダ入国には事前に「Electronic Travel Authorization」申請が必要(有料)。

オーロラが出るまでは先住民の住居だったティーピーで小休止
冬季限定のアイスホテルの室内には暖炉も完備
ウインターカーニバルは昼夜1日中楽しめるイベント


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