2016/11/18発行 ジャピオン891号掲載記事

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New York Cube – Hand Crafted Wood Art-
メープル、サクラなど七つの木材を組み合わせ、マンハッタンの風景を再現。二つを合わせるとキューブになる(48ドル)
Vinyl Hand Crafted Pocketbook
レコード盤をノートの表紙に加工。ペイントも一つ一つがアーティストの手作業(14ドル95セント)
Hand Crocheted Statue of Liberty
手乗りサイズの自由の女神。ふわふわの手編みなので、子供へのギフトにもおすすめ(29ドル)
Big Apple Candy
自然由来の原料を使ったキャンディーは、リンゴのマークやブロードウェーの文字入り(9ドル95セント)

ハンドメードのNYお土産

ニューヨーク在住のアーティストや職人による、手作りギフトを中心に販売するオンラインショップ「スーベニアスNYC」。設立の背景と、商品へのこだわりをプロダクトマネジャーの2人に聞いた。

他にはないお土産を

 同サイトで取り扱う商品は、全てニューヨーク在住のアーティストや職人が手掛けている。木製の蝶ネクタイやガラス製のマグネット、表紙がレコード盤でできたノートなど、ユニークでデザイン性を重視した商品をそろえているのも、同サイトの特長だ。

 「海外の工場で大量生産されているものより、現地で一つ一つ作られているグッズの方が、その街のお土産らしいと思うんだ」と、プロダクトマネジャーのアート・マルコブさんはセレクションの理由を語る。

 商品のデザインは基本的にアーティストや職人にゆだねており、ニューヨークがモチーフと言っても、切り口は多彩。シルクスクリーンで描いたブルックリン橋を、カラフルなインクで装飾したポストカードもあれば、素朴なぬくもりを感じる木彫りの摩天楼(まてんろう)の置物もある。

現地の作家に注目

 元々は、ニューヨークのアーティストや職人と消費者の架け橋になるべく立ち上げたサイトだという。

 「アーティストや職人といった作家たちの中には、作品は素晴らしいのに、小売店やブランドとコネクションがない人が大勢います。彼らのことを、より多くの人に知ってもらいたかった」と話すのは、同じくプロダクトマネジャーのキンバリー・アドシットさん。最初は自分の知っている作家たちに声を掛けて回った。

 「それから、作家らが出店している、フリーマーケットに顔を出して、気になった作家に声を掛けていきました」

 何カ月も続けたスカウト活動のかいあって、今ではオリジナリティーあふれる作家たちがそろったという。彼らがもともと作っている作品を販売する一方で、同サイトとの限定コラボレーションとして、新たなデザインを考案してもらうこともある。

ニーズに応える効率化

 商品を実際に手に取って、あれこれ品定めできるのが、ギフトショップの楽しみの一つでもある。スーベニアスNYCがそれでもあえてオンライン限定なのは、消費者と作家、双方のニーズに応えたかったからだとキンバリーさんは語る。

 「ハンドメードはアーティストが一つずつ作るので、従来のギフトショップのように、大量に在庫を確保できません。オンライン上では消費者のアクセス数が多い商品を分析できるので、その時必要な商品から優先的に作ってもらうことができます。品薄状態を防ぐことで、消費者にすぐに届けられます」

 さらに「ニューヨークで店舗を持つと、家賃が大きな負担となります。商品は、できるだけ手頃な値段に抑えたかったのも理由です」としみじみ語った。

 将来的には、全米各都市で同様のウェブサイトを展開し、その土地の作家を広く取り上げたいと2人は話す。


スーベニアスNYC、プロダクトマネジャーの(左)アルチョム(アート)・マルコブさん、キンバリー・アドシットさん

souvenirs.nyc
www.souvenirs.nyc
現在、ウィンターシーズンに向けた新作ギフトを準備中。


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