2016/09/23発行 ジャピオン883号掲載記事


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猫と人、双方のために設計された店内は、猫にストレスを与えないように、秘密の逃げ道や隠れ部屋もある

(写真上)ベンジャミンさんがカフェ、西山さんが猫スペースを担当し、協力し合っている。(同右上)モダンな雰囲気のカフェでは、カフェメニュー以外にも、お好み焼き(同右下)などの日本の軽食も提供している
Koneko Cafe
26 Clinton St.
(bet. Stanton & E. Hous- ton Sts.)
www.konekonyc.com
料金は1時間15ドル。アダプションの費用は125ドル。毎週水曜日は子供対象の日。
日本食も提供する猫カフェ

コネコ

 昨年オープンした「KONEKO」のオーナー、ベンジャミン・カーブさんは、「日本の猫カフェを訪れた時、そのアイデアにインスパイアされました」と語る。

 おしゃれなカフェの奥に、ガラス張りで完全に分けられた猫と触れ合えるスペースがある。市衛生局と協議をし、この形に落ちついたという。カフェでは通常のカフェメニューに加え、ブルックリンの「パティシエ・トモコ」のスイーツ、かつてブーレーやモモフクで働いていたベンジャミンさんが作る本格お好み焼き、ざるそばなどの日本の軽食、さらにビールも楽しめる。「日本の文化の繊細さが好き」と語る言葉通り、モダンでシンプルな内装の店内は、猫の絵や写真、インテリアがさりげなく飾られている。

 猫スペースを管理運営するのは、動物看護師資格を持つマネジャーの西山アリソンさん。「食と猫を扱うため、衛生面には細心の注意を払います」と言うだけあって、入室には二重のドアを抜けてスリッパに履き替え、手を消毒する。猫スペースはドリンク、フードの持ち込みができる地上階、イベントやパーティーができる地下階、裏庭を猫たちは自由に行き来できるようになっている。

 猫たちのもらい手を捜すのが最も大切な目的で、動物保護団体「アンジェリクル・キャット・レスキュー」と連携し、殺処分される運命だった猫や保護された野良猫などを受け入れている。週に一度、常時15〜20匹いる猫の健康チェックを行い、日々の状態は保護団体に毎日報告する。

 初来訪者には、スタッフがそれぞれの猫の性格を紹介し、コミュニケーションの方法を説明する。人と猫をうまく引き合わせるのも西山さんの重要な仕事だ。


店内は近所の住民はじめ、遠方、海外からも訪れる客でにぎわう。プロジェクターで猫の名前、性格などを紹介している

(写真左上)ディレクターのアンさんは、非営利保護団体の創設者でもある。(同右上)同店名物の子猫コーナー。ウェブカムでライブ映像を発信している。(同右下)ブルックリン・キャットカフェは、おしゃれな店が並ぶアトランティックアべニュー沿いにある
The Brooklyn Cat Cafe
149 Atlantic Ave.
Brooklyn, NY 11201
TEL: 347-946-2286
meow@catcafebk.com
http://catcafebk.com
料金は30分5ドル。アダプション費用は成猫は100ドル、子猫(ペア)は175ドル。火曜日定休。
アットホームな猫カフェ

ブルックリン・キャット・カフェ

 今年5月にブルックリンで初めてとなる常設の猫カフェが誕生、常時15〜20匹の猫が暮している。

 ブルックリン・キャット・カフェの目的は、他の猫カフェ同様、猫のもらい手探しだが、大きな違いは非営利の動物保護団体「ブルックリン・ブリッジ・アニマル・ウェルフェア・コリジョン」が運営している点。専門家のアドバイスを直接受けられるとあって、開店からすでに約40匹がアダプションされているという。

 同団体創設者でディレクターのアン・レビンさんは、「『猫カフェ』は、アダプションを促進する上で、とてもいいビジネスモデルだと思いました。皆さんがシェルターに来るよりも気軽に足を運んでくれますし、きちんとどんな子か知ってからアダプションしてもらえるからです」と語る。ここでは、映画上映会やヨガクラスなどのアクティビティーに加え、当地のペット事情に関するワークショップなど啓蒙活動にも力を入れている。

 オープンにあたり、市の規制に関しても事前にリサーチを重ねたという。あくまでも猫と接することに重きを置くと決め、飲み物、食べ物はコーヒーやホットチョコレートなど一部を除き、すべて既成品を提供することにしたという。

 店員は主にボランティアで、猫好きな人が集まり、店内はどこかアットホームな雰囲気。名物は、子猫コーナー。ウェブカムを設置し、ウェブサイトでライブ映像を流している。それを見て、遠方や海外からも訪れる客もいるのだとか。

 将来は、規模を大きくしていくことと、地元の団体などと協力し、動物が暮らす環境への理解を深める活動をしたいとアンさんは語った。


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