2016/09/16発行 ジャピオン882号掲載記事


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個性的なステーキを食せ!
ニューヨークはステーキ激戦区。一風変わったステーキで勝負をしているレストラン4店を紹介。
圧巻の迫力と食べごたえ
クオリティー・イーツ
 グリニッジビレッジにあるレストラン「クオリティー・イーツ」は高級ステーキハウス、「クオリティー・ミーツ」の姉妹店。ミーツ(MEATS)のMにバツ印をつけたロゴで、肉以外の商品もアピールする。それでもやはり「姉妹」なだけに、「イーツ」ではハイレベルなステーキを「ミーツ」よりもカジュアルにいただける。

 おすすめの一皿は、大きな骨が皿の外まで反り返る「ロングボーン・ショートリブ・ステーキ」。ショートリブはあばら骨に付いている肉で、赤身と脂身がはっきりと分かれている。適度に引き締まった赤身は、ワイルドな肉感で食べ応え十分だ。大口で頬張って、ステーキ肉の魅力を最大限に堪能したい。このサイズと品質で27ドルとあって、お得感もある。

 サイドのコーンクリームブリュレも「ミーツ」譲り。滑らかな舌触りステーキとの名コンビだ。

 ちなみに同店は、ビッグサイズで、トッピングが鮮やかなアイスクリームも人気。アツアツのステーキを食べた後、ひんやりリフレッシュするのも乙だ。

Quality Eats
19 Greenwich Ave.
(bet. Christopher &
10th Sts.)
TEL: 212-337-9988
www.qualityeats.com

ブッチャーだけが知るウマさ
セイント・アンセルム
 ウィリアムズバーグのレストラン「セイント・アンセルム」は、予約を取らないため、開店前には若年層を中心に、ヒップな地元住民たちが店の前に列を作る。

 同店の名物「ハンガーステーキ」が評判が高い。ハンガーは横隔膜部分の肉(日本ではサガリとも呼ばれる)で、かつては内臓同様に商品価値がないとされ、余ったものをブッチャーたちが持ち帰っていたことから「ブッチャーステーキ」とも呼ばれる。

 柔らかく、牛肉としての風味が濃い同部位は、近年若者を中心に人気急上昇だとか。他の部位と比べて安価なのもうれしい。

 同店のハンガーステーキは、ガーリックバターに岩塩とバジルを利かせた、血の滴り落ちるミディアムレアで提供する。ハンガーの王道調理法だ。

 薄くカットされたひと切れは、こんがりと焼いた外側の香ばしさと中のジューシーさが合わさって、濃厚な味わい。火が通りやすく、焼き加減が難しい部位なだけに、同店のレベルの高さが反映されているといえよう。

St. Anselm
355 Metropolitan Ave.
Brooklyn, NY 11211
TEL: 718-384-5054
www.stanselm.net

肉の本場が仕掛けるステーキ
バルバネラ
 肉料理の天国といえば、南米・アルゼンチン。炭火で焼き上げた濃厚な肉は、想像しただけでおなかが鳴る。イーストビレッジでブエノスアイレス料理を提供するレストラン「バルバネラ」も、やはりステーキには一家言ある。

 ピリ辛ソーセージ、チョリソやフィレミニヨンも捨てがたいが、おすすめは「エントラナ」、英語ではスカートと呼ばれる部分(横隔膜の背中側の肉、日本ではハラミ)だ。南米の串焼きステーキ、シュラスコで使われる部位だと聞いたら、よりイメージが湧く人も多いのではないだろうか。エイジングにより、ただでさえ柔らかいスカートをよりホロホロに仕上げている。

 塩でシンプルに焼き上げた肉に、パセリやニンニクなどを刻んだチミチュリソースをかけるのが南米流。口の中いっぱいに爽やかな香草の香りが広がり、肉のうまみを引き立てる。

 輪切りにしたローストガーリックとトマトのサルサをサイドに添えて、最後にクレソンサラダをぱらり。食欲が止まらない一皿の完成だ。

Balvanera
152 Stanton St.
(bet. Suffolk & Norfolk Sts.)
TEL: 212-533-3348
www.balvaneranyc.com

ステーキ・ミーツ・ロブスター
アメリカン・カット
 「アメリカン・カット」は、レストラングループのLDVホスピタリティーが展開している、トライベッカのステーキハウス。テレビ出演などで知られるニューアメリカンのセレブシェフ、マルク・フォルジョーネ氏がオーナーを務める。
  
 ゴールドをところどころにあしらった内装はシックで気品があり、ウエイターの動きもソツがない。大人も子供も憧れる、昔ながらの高級ステーキハウスだ。

 同店を語る上で外せないのが、トマホークとロブスターを一皿にまとめた「サーフ&ターフ」(2人前から)。トマホークは骨付きリブアイのことで、ネーティブアメリカンの使うおのに似ていることに由来する。味付けは塩でシンプルに。熟成肉は外側はじっくり低温で焦がしてカリカリに、中はミディアムレアに仕上げ、香ばしさと肉の甘みを閉じ込める。

 ロブスターは、シラチャーソースのベースにバターを利かせた濃厚なチリソース仕立て。このソースがステーキのシンプルな肉の味を生かしつつ、味わいに濃厚さをプラスする。

American Cut
363 Greenwich St.
(bet. Harrison & Frank- lin Sts.)
TEL: 212-226-4736
www.americancutsteakhouse.com


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