2016/09/09発行 ジャピオン881号掲載記事

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バイクマンで人気があるという、Pure Cycleのハイブリッドタイプで、3段、8段変速ギアを選べる「ClassicBOURBON」(写真上)とシングルスピードタイプの「Premium JEFFERSON」(www.purecycles.com

約20人に一人のニューヨーカーが毎日バイクに乗っている。市が推進するバイク専用レーンは、バイク利用者で混み合っている

知っておきたい
街乗りバイク事情

バイクで街に繰り出す前に、まずは専門家に、ニューヨーク市内の最近の街乗りバイク事情や人気の車種、また気を付ける点などについて聞いた。

 ニューヨーク市運輸局が2015年に行った調査によると、毎日バイクを利用しているニューヨーカーは40万人で、そのうち通勤・通学にも利用していると答えたのは8万6000人にも上る。

 利用者増加の背景には同局が推進するバイク専用レーンの整備が進んだことで、より安全にバイクの利用ができるようになったことが挙げられる。さらに13年に、レンタルシェアバイク、シティバイクが登場し、市内で気軽に街乗りができるようになったことが大きな要素だろう。

バイク利用法は多様化
初心者はハイブリッド

 「シティバイクの登場で、『短距離の移動ならばバイクで』、と考える人が増えたのは確実だね」と語るのは、バイク修理専門店「バイクワークス」のオーナー、デービッド・ペリーさん。利用の仕方はさまざまで、「地下鉄の駅まで乗る、逆に途中まで地下鉄を利用してバイクに乗り換えるというのも最近よく聞くケース」とのこと。街乗りに適したおすすめの車種を聞くと、「シティバイクの様なハイブリットタイプ(ロード、ツーリング、マウンテンバイクの要素を合わせ、さまざまな目的、状況で使いやすくしたもの)は初心者でも乗りやすい」という。さらに、自分で購入した場合は、ライトや荷物カゴ、フェンダー(泥よけ)は装備していないものが多いので、「安全に乗るには付けるのを忘れないで」とアドバイスをくれた。

人気車はSスピード
おしゃれ改造も定着

 毎日ブッシュウィックからイーストビレッジの店までバイク通勤しているのは、日本のバイクを販売するトーキョーバイクの店長、ジェイソン・ラモスさん。最近は、グーグルマップのルート検索で電車、徒歩、ウーバーに加え、バイクの選択オプションがあり、バイクで出掛ける際にルートを調べやすくなったという。ここ数年の傾向としては、「若い層のバイク利用者が格段に増えた。そして彼らは『街中での運転のしやすさ』『乗り心地のよさ』『見た目の格好よさ』を求める傾向が強い。そのニーズに合ったシングルスピード(変速機がないもの)を中心に、軽量でクオリティーが高く、かつおしゃれなバイクが増えた」と語る。同店の商品も、体に合わせてカスタマイズできるのが売りでもある。

 バイク販売、修理を手掛ける「バイクマン」オーナーのケン・ウェンさんとジン・パンさんは、シングルスピード人気については、「構造が単純なので、軽量で、修理もメンテナンスも簡単」なことが理由だという。さらに、過去数年でバイクはおしゃれアイテムとしても定着、「同じ車種でも、好みでパーツや車輪の色を変えるのがはやっている」と指摘する。ただし凝れば凝るだけ高額になるのが難点だ。

 「高いものは必要ないけど、安過ぎるものもおすすめできない」とウェンさん。「バイクの安全性や耐久性は、基本的に価格に比例する」と説明する。「初心者だからといって、安価なものを買うと、すぐに故障し、修理代がかかり結果的に出費が多くなる。故障が少なく、安心して乗れるものならば400〜500ドルの価格帯がベスト」とアドバイスする。

 専門家の意見を参考に好みのバイクを探そう。

Bike Works NYC
106 Ridge St.
www.bikecult.com

Bike Man
174 Delancey St.
www.bestdealbike.com

Tokyobike New York
1 Prince St.
www.tokyobikenyc.com


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