2016/08/12発行 ジャピオン877号掲載記事

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キャンプ場のように長いテーブルとベンチを、みんなでシェアするスタイル。夜には人があふれる
通勤途中で立ち寄るにも便利なロケーションで、平日朝からの利用客も多い
市内でも人気のフードトラック「Burgers& HardTime Sandaes」のシングルバーガー(8ドル)
ニューヨーク限定店「黒帯 by 一風堂」の黒帯ラーメン(12ドル)

最新のフードホールはここが違う!

デベロッパー会社アーバンスペースが経営するフードホール「アーバンスペース・バンダービルド」の総支配人、デービット・ヘイスリーさんに、ブームの理由と人気の傾向を聞いた。

「ローカル志向がカギ」

 「自分の食べるものを誰がどのように作ったのか、消費者が意識するようになってきました。そして、地元で採れる食べ物を好む傾向が生まれ、地元の生産者を応援するようになったのが最新のトレンドです」と語るのは、ニューヨーク最大級のフードホール「アーバンスペース・バンダービルド」の総支配人、デービット・ヘイスリーさん。同ホールは昨年、デベロッパー会社アーバンスペースの旗艦店としてグランドセントラルの裏にオープンした。同社は他にも、タイムズスクエアにあるロウNYCホテルのフードホール「シティー・キッチン」を手掛けたことでも知られる。

 地産地消のトレンドをふまえつつ、「常にその地域の要望に叶った空間を提供し、地域に溶け込むことが重要です」とデービットさんは話す。そこで同ホールは、季節ごとに消費者の嗜好(しこう)をSNSなどから分析し、ベンダーを入れ替えることで、常にニューヨーク地元の最旬の味を提供するのだという。

 「アーバンスペース・バンダービルド」にブースを構えるベンダーは約20店。デービットさんの言葉通り、ハンドメードやナチュラルにこだわる店が多く、ほとんどがニューヨーク発のベンダーだ。例えば、ベンダーの一つである「ロベルタズ」は、ブッシュウィックに店舗を構えるピザ店。毎朝作る新鮮なモッツアレラチーズを使い、地元で採れた季節の野菜をトッピングに使用。 1996年にイーストビレッジでオープンしたジュースバー「リキテリア」は、コールドプレスの野菜ジュースを市内で先駆けて販売した、ヘルシーブームの草分けとして知られる。

究極のアメリカ文化

 オーガニックや地産地消を掲げるレストランも多い中、それでもなおフードホールが支持される理由は? デービットさんは、「フードホールは『手軽さ』と『選択肢の多さ』という、アメリカ人の好きなもの二つが合体している場所ですからね」と分析する。「グループで遊びに来て、全員が喜ぶレストランを一つ選ぶのは大変ですが、フードホールならそれぞれが好きなものを買って、一緒に食べることができます」

 アーバンスペースは他にも、チェルシーのピア57に「ボーデイン・マーケット」(2019年オープン予定)を準備中。テレビでおなじみの料理評論家、アンソニー・ボーデイン氏がプロデュースするホールとしてメディアの注目を集めている。フードホールブームはまだ終わりそうにない。

Urbanspace Vanderbilt
230 Park Ave. (bet. 45th & 46th Sts.)
Mon-Fri: 6:30am-9pm
Sat-Sun: 9am-5pm
www.urbanspacenyc.com/urbanspace-vanderbilt
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Bourdain Market
(2019年オープン予定)
www.bourdainmarket.com


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