2016/06/24発行 ジャピオン870号掲載記事


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星空の下で映画を!

 野外の映画鑑賞も夏ならでは。ブライアントパークでは、8月22日までの毎週月曜日、「HBOブライアントパーク・サマー・フィルム・フェスティバル」と題し、無料で映画上映をしている。映画はクラシックからアクション、ホラーまで、幅広いセレクション。7月4日は「トップガン」、18日は「オーメン」、8月22日はSFクラシック「スタートレックⅡ・カーンの逆襲」を上映する。

 一方、昨年大ヒットした映画ばかりを上映するのが、ハドソンリバー・パーク内のピア63で行われる「ハドソンリバー・フリックス、ビッグヒット・ウェンズデーズ」。7月6日~8月17日までの毎週水曜日に実施。6日に「マッドマックス 怒りのデス・ロード」、8月10には「ハンガ・ーゲームFINAL:レボリューション」を上映する。

 ハリウッド映画が中心のラインナップとは真逆を行く、インディーズ映画、ドキュメンタリー、ショートフィルム、アートシネマなどを集めた野外スクリーニングもある。アンダーグラウンドの映画を野外で上映することを目的にした団体「ルーフトップ・フィルムズ」が市内の各所で行う。場所はブルックリンが多く、ダウンタウンの「メトロテック・コモンズ」、ゴワーナスの「オールドアメリカン缶工場」、サンセットパークの「インダストリーシティー」など。会場もクールなので、映画だけでなく、雰囲気そのものの楽しめる。

真夏のクラシック&ジャズ

 まさしく都会のオアシス体験ができるのが、近代美術館の中庭のスカルプチャー・ガーデンで行われる「サマーガーデン」シリーズ。1971年から続くこのコンサートシリーズでは、「ニューミュージック・フォー・ニューヨーク」題し、コンテンポラリーミュージックが演奏される。今年はジュリアード音楽院とジャズ・アット・リンカーンセンターのミュージシャンを招いて、7月10日、17日、24日、31日の夜に行われる。

 ダイクマンハウス・ミュージアムでは、6月26日のオープンスタジオの日に合わせて、美術館の玄関口でワシントンハイツ室内オーケストラが生演奏をする。

 ブライアントパークの「インターセクト」シリーズでもジャズとクラシックが楽しめる。7月15日、8月26日にそれぞれ5楽団が出演。

 また、毎年恒例のニューヨーク交響楽団の公演スケジュールは、7月に発表。

ビバ・クイーンズ

 急速に開発の進むロングアイランド・シティーやアストリア、そして各国のエスニック色の強いコミュニティーが点在するクイーンズ。6月26日にフラッシングメドウズ・コロナパークで行われる「オンリー・イン・クイーンズ・サマーフェスティバル」では、同区のバラエティー豊かな音楽と食文化が大集合。普段はあちこちに行かなければ食べられない各国の料理が楽しめるファミリーイベントだ。

 アストリアの映画撮影所カウフマン・アストリア・スタジオの野外撮影スペースを使って行われる「アストリア・フリー&フード・ナイトマーケット」は、今年で3年目。クイーンズの地元の商店が出店し、ファッション、クラフト、アンティークをはじめ、地元のフードが供される。中でも目玉はクイーンズ産のビールだけを提供するビアガーデン。7月9日、16日、23日の夜はクイーンズの魅力に浸ろう。

文学ファンも野外へGO!

 マンハッタンを望む、ブルックリンブリッジ・パークで行われる「ブックス・ビニース・ザ・ブリッジ」は、作家や詩人が自らの作品を朗読するイベント。毎回別々のインディペンデントの書店がスポンサーになり、それぞれ推薦する作家を紹介する形なので、登場する作家たちは新人からベテランまで、またジャンルも幅広い。これまでには詩人でミュージシャンのパティ・スミスや作家のポール・オースターも参加した。今年はピュリッツァー候補作家のエオウィン・アイビーや、ニューヨークタイムズ紙で高い評価を得たイドラ・ノベイらが出演予定。朗読は7時からで、マンハッタンのスカイラインに沈む夕日を見ながら、リリカルな時間を堪能できる。

 もっと大規模なのが「ザ・ニューヨークシティー・ポエトリー・フェスティバル」。7月30日、31日にガバナーズアイランドに総勢250人の詩人が集まり、詩を朗読する。また、出版社や書店、フードベンダーが出店したり、文学にまつわるアートインスタレーションがあったりと、文学ファンには垂涎(すいぜん)のフェアだ。

 ジャピオンPick 

リンカーンセンター・アウト・オブ・ドアーズ
同センターの広場の各所で行われる今年のシリーズでは、クラシック、ジャズ、ダンス、リーディング、ファミリー向けイベントまで、幅広いジャンルの全26パフォーマンスと演目がラインナップ。すべて無料で、かつ一流パフォーマーが登場する充実した内容で、芸術性の高いパフォーマンスに気軽に触れることができる。7月20日から8月13日まで。

【おすすめの演目】
7月22日: Mostly Mozart Festival Orchestra
今年で50周年を迎える同センターの「モストリー・モーツァルト」シリーズから、2曲を演奏。19歳の天才バイオリニスト、シモーヌ・ポーターが出演予定。

7月28日: Maurice Hines Tappin’ Thru Life
伝説のタップダンサー、モーリス・ハインズがダンスを通して彼のライフストーリーを披露。ビッグバンドThe Shakeの音楽も注目。

7月30日: The Bells: A Daylong Celebration of Lou Reed
2013年に他界したルー・リードのレガシーを映画、音楽などを通して解剖する。

www.lcoutofdoors.org


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