2016/04/15発行 ジャピオン860号掲載記事


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健康志向の本格抹茶バブルティー
NOHOHON Tea Room
 セントマークスの一角に 4月9日にグランドオープンしたばかりの「NOHOHON(のほほん)ティールーム」。トロントベースの抹茶バブルティー専門店の米国初店舗で、オーダーが入ったらその都度抹茶をたててパールの上に注ぐスタイルが評判だ。日本から取り寄せた抹茶を使い、茶道の所作に従って作った1杯は、通常のバブルティーとは一味も二味も違う。

 「日本のヘリテージを大切にした、こだわりの味をニューヨークのお客さまに広めたい」と語るオーナーの水谷奈々子さん。木の引き戸を開け、ワインカラーののれんをくぐってお店の中に入ると、そこには緋毛氈(ひもうせん)が敷かれた腰掛けがあり、静かな和の空気が流れる。 

 そして、同店のもう一つのこだわりが「健康志向」。「インスタントのパウダーを使う店が多い中、当店では新鮮な素材を使って一から作っています」と水谷さんが語るように、使用するほぼ全ての素材がオーガニックで、乳製品ではなく豆乳とアーモンドミルクで深みを出している。

 「NOHOHONは前から読んでも後ろから読んでも『のほほん』。つまり一つの環になるんです。このお店を通して、茶道の心得である一期一会のように、人と人のつながりを大切にしていきたいです」と水谷さんは話している。


抹茶をたてる所作をカウンター越しに見ることができる

「の」の看板とワインカラーののれんが目印

オーガニックのバニラが香る一番人気の「東京フォグ」。抹茶が緑のフォグ(霧)になった三層構造。タピオカか小豆が選べる(4ドル40セント〜)
Nohohon Tea Room
9 St. Marks Pl.
(bet. 2nd & 3rd Aves.)
TEL: 212-387-0726
www.nohohontea.com
ヒップな抹茶ドリンク
MatchaBar
 多忙なニューヨーカー、マックス・フォートギャングさんと、グラハムさん兄弟は、頭をすっきりさせるためにコーヒーを毎日飲んでいた。結果、カフェインの過剰摂取は、喉や体に悪いことに気がついたという。「コーヒーの代わりになる、元気が出る健康的な飲み物を探し、抹茶にたどり着きました。抹茶にはテアニンが含まれているため、リラックス効果もあり、コーヒーのように飲んでしばらく経った後、突然エネルギー切れすることがないんです」と語るマックスさん。

 そして2014年、「今まで誰も挑戦していない、抹茶の楽しいフュージョン」をコンセプトに、アマゾンやデザイン会社など、大手クリエーティブ系企業が多く立ち並ぶウィリアムズバーグに、カフェ「マッチャバー」をオープンした。

 抹茶は愛知県の西尾産のものを使用。抹茶の味に慣れ親しんでいないアメリカ人もトライしやすいドリンクを作ろうと、モダンなメニューを考案。春夏期間限定の「ウオーター・メロン・バジル」は、地元のマーケットで仕入れたスイカをジュースにし、バジルジュースと抹茶、氷を加えた冷たいドリンク。爽やかな味わいで、飲んだ後に気分がリフレッシュする。甘めの「抹茶・ココナツ・チャイ・ラテ」も人気だ。きっと今日も、ヒップスターたちが新感覚の抹茶ドリンクを飲んでいるにちがいない。


(右上)日本のテレビでも紹介された「ウオーター・メロン・バジル」
(左下)「抹茶・ココナツ・チャイ・ラテ」。
どちらも5ドル25セント

抹茶パウダーがかかった「カヌレ」(3ドル25セント)

日本らしさやレトロ感を意識してデザインしたというウィリアムズバーグ店。チェルシーにも店舗がある
MatchaBar
93 Wythe Ave.
Brooklyn, NY 11249
TEL: 718-599-0015
www.matchabarnyc.com
体験!
コロンビア人が教えるお茶クラス

レストラン「1 OR 8」内で世界各国のお茶を販売している「ティーディーラーズ」。店内で開かれたティーテイスティングにライターHが参加した。

オーナーのステフェン・ラミレスさんが紹介してくれたのは、日本と韓国産の緑茶6種類。「緑茶は日本発、というイメージがありますが、実は韓国の方が先に飲み始めていたのです」とのこと。京都の宇治産の緑茶、韓国産の緑茶、奈良のほうじ茶などを飲み比べ、ライターHが気に入ったのは「かぶせ茶」。7日~10日間、茶の木に遮光幕を「かぶせ」て栽培するため、茶は日光を浴びようとしてテアニン(アミノ酸の一種)を増加させ、自然と甘くなるのだという。参加者の片桐美樹さんは「普段飲まないような高品質のお茶が飲めるのが魅力」、クリステル・ブロンさんは「背景にあるストーリーを聞けるのが楽しくて月に一度通っています」と話してくれた。あなたも一度足を運んでみては?

Stefen Ramirezさん
コロンビア出身。エンジニアを経て伊藤園に就職。お茶の世界に魅せられ、京都の裏千家で茶道を2年間学ぶ。昨年「ティーディーラーズ」をオープン。

お茶の入れ方も教えてくれる。緑茶はお湯を注いでから30秒後に入れるのが一番おいしいとのこと

お茶をいただきながら、ステフェンさんの説明に熱心に耳を傾ける参加者たち

Atelier TD @ 1 OR 8 Brooklyn
66 S. 2nd St., Brooklyn, NY 11249
www.tea-dealers.com
【無料ティーテイスティング】
Tue: 6-9pm, Sun: 5-8pm


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