2016/03/04発行 ジャピオン854号掲載記事


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夫婦愛の和風ジューイッシュ

Shalom Japan
310 S. 4th St.
Brooklyn, NY 11211
TEL: 718-388-4012
www.shalomjapannyc.com


マッツオボール・ラーメン(18 ドル)

 ジューイッシュ料理の限界に挑戦しているともいえるのが「シャローム・ジャパン」。「子どもの頃からおすしが大好きだった」というユダヤ人シェフのアーロン・イスラエルさんと、「ユダヤ人の食事には日本食との共通点が多いです」という日本人シェフ大河内佐和子さんの結婚から生まれた、文字通りのマリアージュ・レストランだ。一見「水と油」ほどに違う両料理のフュージョン具合が実に面白い。例えば、人気のラーメン。スープはジューイッシュ料理特有のチキン味で、具材にはマッツオボール、マンドル(ジューイッシュのクルトン)、鶏の胸肉を使った自家製チキンチャーシュー、さらに水ギョーザやシナチクが脇を固める。

 ジューイッシュの祭事用パン「ハラー」(自家製)もご夫妻の手に掛かると酒粕仕込で甘酸っぱいアレンジに。付け合わせのレーズンバターとよく合う。

 連日満員の大盛況。お客は近所のユダヤ人が多いとか。「ウチでいつも食べてる料理をそのまま出してるだけなんですけど」とは佐和子さん。これが21世紀のユダヤ版「おふくろの味」なのかもしれない。


「マグロのタタキ」。香ばしい黒ゴマソースを添えていただく

結婚3年目のおしどりシェフ夫婦、アーロンさんと佐和子さん
ジューイッシュ料理に挑戦!


取材ですっかりジューイッシュ料理通になった本誌記者が、3ページで紹介した料理本「イーティング・デランシー」記載のレシピに従って、本格ジューイッシュフードを家庭で作ってみた。挑んだ料理は「ポテト・ラトカ」。ユダヤ人の食卓には欠かせないスナックだ。

ポテト・ラトカ

【材料】
ジャガイモ 中2個
タマネギ 中1個
★卵 2個
★ベーキングパウダー 小さじ1/2
★コーンオイル 1/4カップ
★小麦粉 1/2カップ
★塩 小さじ11/4
★こしょう 小さじ1/8
☆マッツオの粉 1カップ
揚げ焼き用コーンオイル 1/8カップ
※マッツオの粉は、無発酵のパン(マッツァー)を細かくほぐした粉で、ジューイッシュ料理に欠かせない食材。スーパーで購入可。

【作り方】
❶ジャガイモは皮をむいてスライサーかフードプロセッサーで千切りにする。
❷タマネギも同様に細く切る。
❸ボウルで①と②をよく混ぜ合わせ★の材料を順番に混ぜる。
❹よく混ざったところで☆を投入。さらに混ぜると「タネ」が完成。
❺フライパンでコーンオイルを熱したら、スプーンで「タネ」を落とし、直径10センチ程の平たい円形にのばす。
❻低温で3〜4分こんがり揚げ焼きにする。揚げ色が付いたらひっくり返して裏面をさらに2分程焼けば出来上がり。
 1 

千切りしたジャガイモの水分は軽く流す程度に。決して絞らないこと。
 3 

「タネ」が適度にゆるいほうがしゃきっと仕上がる。マッツオとオイルの分量で適宜調節しよう。

 完成 


料理が苦手な記者でも難なく完成。カラりと揚がった歯触りは、まるで野菜かき揚げ天。ほくほくの食感はお好み焼きを思わせる。ビールや焼酎のつまみには最適だ。
味付けが塩こしょうだけでシンプルなので、サワークリームやディップなどのソースを付けて食べてもいい。中濃ソースやマヨネーズでもいける。読者の皆さんもぜひ、挑戦あれ!
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本の中のレシピでは大きなフライパンに薄く油が広がっている感じで、「揚げ焼き」に近い。ただ、揚げ焼きにすると、タネの重みで鍋にくっつきやすいので、中華鍋を使って浮かせるように作ってみた。


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