2015/07/10発行 ジャピオン821号掲載記事

本誌編集者が体験
トレッキングで心身浄化!
ベア・マウンテン州立公園



 大都会ニューヨークだが、少し足を伸ばせば、そこには緑豊かな大自然が広がっている。今回、休みにはよくトレッキングに出掛けるというマットさんと奈緒子さんのターケル夫妻と、森亜矢子さんのナビゲートの下、トレッキング初心者の本誌編集者Cが初挑戦。その魅力に迫った。

 マンハッタンから車で北に1時間、ロックランド郡とオレンジ郡にまたがるベア・マウンテン州立公園。ここには難易度の異なる八つのトレイルがあるが、今回は山頂から望める絶景と、約4マイルという比較的短距離というポイントから、初心者向けコースとして山を一周するメジャー・ウェルチ・トレ イルを選んだ。

 駐車場に到着後、まずはしっかりと虫除けスプレーと日焼け止めを塗り、午後12時半に、いざ出発。この日はセ氏28度の真夏日にもかかわらず、一歩山の中に入ると、なんと涼しいこと。木や岩に表示されたトレイルマークに従い快調に歩を進めていくも、緩い傾斜の山道を歩くことわずか20分で、早くも息切れしてきた編集C。「まだ始まったばかりなんだけど…」と亜矢子さんにつっこまれつつ、前へ。

 そう、このトレイルの醍醐味(だいごみ)は、ここからだったのだ。立ちはだかるのは、果てしなく続く急傾斜の岩畳。経験者の3人に続き、時折手を使いながら、ひたすら登り続けること30分。行けども頂上が見えず、〝途中離脱〟という文字が一瞬脳裏をよぎったが、この先にある絶景が見たい一心で、0・5マイルの岩道をなんとか登り切った。スタートから約2時間、やっとの思いでビューポイントに到着すると、目の前に広がるのは、息をのむほどに美しいへシアン湖とハドソン川のパノラマ。今までの疲れが嘘のように溶け出すこの感じ。快感…!

 奈緒子さんお手製のランチを囲み、しばしの休憩を取った後は、いよいよ下山。普段使わない筋肉をフル活用したため、この時点ですでに足元はガクガク、プルプル。幸運にも下りは緩やかな坂道と階段だけだったので、体力消耗率は前半の半分ほどで済んだ。午後5時前に、皆、けが一つなく無事に下山。4時間にわたる大冒険が幕を閉じた。

 「ライム病防止のため、ディート入りの虫除けはしっかりつけて」とは、マットさんのアドバイス。奈緒子さんからも、「山歩きは体力勝負なので、
前日は十分に睡眠を取りましょう」との助言をいただいた。以前、1人で山歩きをしている際に迷子になり、パニックに陥ったことがあるという亜矢子さんは、「なるべく1人では行かないこと、そして、もしトレイルから外れてしまったら、来た道を引き返した方が確実です」と教えてくれた。

初めてのトレッキングは、階段の上り下りに支障が出るほどの筋肉痛に見舞われたが、それでも都会の喧騒から離れて爽やかな汗を流すことで、心と体が浄化され、とても心地良いものだった。お金もかからないし、気分もリフレッシュできる。なんてすてきなスポーツなんだ、と改めて実感。来月辺りは、ターケル夫妻おすすめの、コールドスプリングに挑戦してみようかな。


マットさんの持ち物チェック。地図は汗で濡れても大丈夫なように、ジップロックに入れてある


左から森亜矢子さん、マットさん、奈緒子・ターケルさん


自然の中で食べるランチは格別にウマイ!

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