2019/02/22発行 ジャピオン1007号掲載記事


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バイク未来予想図
ドックレスの行方

シティバイクは昨年8月からドックを必要としない、「ドックレスバイク」の運営をブロンクスの一部で開始した。区画内ならドロップ&ピックアップが自由という、なにやら便利そうなこのドックレスバイクの実情を探るべく調査に赴いた。

グランドセントラル駅から地下鉄でおよそ30分、フォーダムロード駅で下車し、まずはアプリが示すバイクの場所へ。しかし、バイクがない! よく見れば、結構広いエリア内にドックレスバイクは6台しかないではないか。道を行き来しながら探していると、表示されていたのとは反対側の歩道、かなり離れた場所に、車の陰にひっそりとたたずむバイクを発見した。

「うまくいっているのか?」と疑問を抱いたので、別の場所も調べてみることに。しかし、こんどは本当にない! さらにもう1カ所、こちらもどこを見てもバイクが見当たらない。どういうことなのか?問い合わせたところ、「禁止しているのに、バイクを建物内に持っていってしまう人がいる」との回答が返ってきた。画期的なシステムだと期待したが運営はなかなか難航しそうだ。

発見もあった。同じエリア内で赤いバイクを随所で見掛けた。これはウーバー社が運営するドックレスバイク「ジャンプ」。サンフランシスコ、ワシントンDCなどの市内ではすでに導入されている。調べると同様に、サンフランシスコ発祥の「ライム」も、かなり限定された区画だがドックレスバイクを提供しているとのこと。いずれも開始は昨年7月で、シティバイクも合わせて、ドックレスの競争が続いているようだ。今後の発展に期待したい。


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ウーバー社の「ジャンプ」のバイク(左)シティバイクのアプリで見る、ドックレスのマップ(右)

街乗りのおすすめコース
ニューヨーク市が無料で配布しているバイク専用レーンの種類を記した「BIKEMAP」を参考に、おすすめコースを紹介する。


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イーストリバーに架かるブルックリンブリッジ、マンハッタンブリッジ、ウィリアムズバーグブリッジ、クイーンズボロブリッジはどれもバイクレーンがあり、それぞれおよそ20分程度で渡れる。いつもと違う風景を楽しもう。


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今回もその一部を走ったが、ハドソン、イースト両川沿いはバイク専用レーンの整備が進んでいるので安心して走れる。なだらかな直線が続くので、電動バイクで走れば気分爽快。ただし、ジョガーも多いので、気をつけながら走ってほしい。


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セントラルパーク同様、自動車の通行が禁止され、バイク専用レーンがあるので、走りやすい。自然豊かな公園の景色を眺めながら走ろう。公園の南西からは、コニーアイランドまで伸びるオーシャーンパークウェーのバイクレーンがある。


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セントラルパークは自動車の通行を禁止している上、バイク用レーンが整備され、走りやすい。セントラルパーク・サウスと59ストリートの角から入り、一周してみよう。実際に走ってみると、かなりアップダウンがあるのが分かるので、焦らずゆっくりと時間をかけてエンジョイしよう。


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ブルックリンのダンボからレッドフックまでのイーストリバー沿いは、バイク専用レーンが伸びている。ブルックリンブリッジ、マンハッタンブリッジのたもと付近からスタートして、開発が進むエリアを走ろう。対岸にはマンハッタンの景色や自由の女神も望める。


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バイク・ニューヨークのオーカットさんおすすめ。クイーンズボロブリッジのバイク専用レーンを渡り、バーモン・ブルバードを使ってロングアイランドシティ、アストリアへと抜けるコース。アストリアからマンハッタンへのフェリーで戻るというのも楽しい。


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