2019/02/01発行 ジャピオン1004号掲載記事

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クラフトチョコ食べ比べ
贈るならこんな人

 
近年人気のニューヨークのクラフトチョコはバレンタインのギフトにぴったり!今回はジャピオン編集部が人気のブランドを中心に食べ比べ、それぞれの特徴から、こんな人に贈ってみては、と提案してみる。

恋い焦がれるあの人
個性の強いあの人に

まずは2007年の創業以来、ニューヨークのクラフトチョコブームを牽引する「マストブラザース」のものから。シンプルなレシピ、オーガニックな原材料、そして手作り、さらにサステイナブルと、当地の最新の食のトレンドを体現するかのようなチョコ。クールなデザインのパッケージも人気で、ギフトとしても喜ばれる。

今回食した❶「ダークチョコレート」は、カカオの荒々しさは皆無で、しっとりとした舌触りの中にしっかりとした苦味、酸味を主張する。甘みとのバランスは神がかり的で、「もう一口」と思わせる後味もある。あまたのチョコ好きをうならせてきたのも納得だ。恋い焦がれるあの人に食べさせれば、振り向いてくれるかも。甘さを引き立てる塩を加えた❷「シーソルトチョコレート」は、分かりやすく万人受けするタイプながら高級感を失っていない。クールな見た目なのに、性格がいいあの人にお似合い。

ブルックリン・レッドフックの工場を見学し、文字通り甘〜い空気の中で愛をささやきたい人は、「ラーカ」がおすすめ(工場見学は要予約)。カカオ豆を焙せんしないのが特徴で、豆選びからチョコを作る全行程を一貫して行う「ビーン・トゥー・バー」をうたう。今回は❸「ピンクシーソルト」を試食。生カカオの優しく上品な甘酸っぱい味と香りは南国の果実を思わせる。オリジナリティーのある味だけに、個性豊かなあの人に贈るのがいいかも。

分かち合う喜び
まずは友達から

同じくブルックリンに工場を持つ「ファイン&ロー」も人気のチョコブランド。

ダニエル・スクラーさんが、アーティストロフトでチョコレート作りを始め、最初は仲間内でシェアし、近所に販路を広げていったという創業のエピソードは、いかにも隣人愛が強いブルックリンらしい。原材料のカカオ豆、ココナッツシュガー、カカオバターは全てオーガニック。今回いただいた❹「ダークチョコ」は、しっかりした甘みのある、奇をてらわない素直な味で、板が薄めで食べやすい。恋人、仲間と楽しく分け合いたい。

サウスブロンクスにある、トリニダード・トバゴ出身のマロニー兄弟が始めた「ソルカカオ」も「ビーン・トゥー・バー」が特徴。種類は潔く、カカオの生産地別に「エクアドル」、「ペルー」「マダガスカル」の三つのみで、原材料もカカオとケーンシュガーだけ。今回は❺「エクアドル」を試したが、ブランデーのような香りと甘さや果実のような酸味が次々と口の中に広がり、本当に材料はこれだけなの? と思うほど。素材の良さを100%引き出しているのがよく分かる。何事にもこだわりの強いあの人に贈れば、きっとこのチョコの良さとあなたの隠された魅力にも気付いてくれるのでは?

最後は1923年当地創業の「ライラック」から❻「シーソルトキャラメル」。新興のクラフトチョコブームとは一線を画す、老舗ならではの親しみやすさがあるチョコが自慢だ。ただ親しみやすいだけに、恋人よりもバラマキ用。あるいは、「まずはお友達から」という告白と一緒に添えてはどうだろうか?

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❶Mast Brothers Dark Chocolate (73% Cacao)、❷Sea Salt Chocolate (73% Cacao) / mastchocolate.com
❸Raaka Pink Sea Salt Unroasted Dark Chocolate (71% Cacao) / raakachocolate.com
❹Fine & Raw Dark Chocolate (70% Cacao) / fineandraw.com
❺Sol Cacao Ecuador 70% Dark Chocolate / solcacao.com
❻Li-lac Chocolates Sea Salt Caramel / li-lacchocolates.com


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