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2009/12/11発行 ジャピオン掲載記事
今だからウイスキー
森田祥広さん 森田祥広(よしひろ)さん
サントリー・インターナショナル社セールス&マーケティングマネージャー。「山崎12年・18年」、今月発売になった「響」の全米マーケティングに携わる。
www.suntory.co.jp/whisky
■森田さんのおすすめバー
Brandy Library
www.brandylibrary.com
「一番のおすすめ。店名の表す通り、スタッフのウイスキーに関する知識の豊富さは、図書館の司書さんのようです」
Beekman Bar & Books
www.barandbooks.cz
「市内に3店ある有名シガーバー。紳士が葉巻と一緒にウイスキーを嗜む文化から、いいウイスキーがそろっています」

日本では今、ハイボールがブームだ。女優・小雪らのCMからこれを仕掛けたサントリーは、日本最古のウイスキー蒸留所を擁する会社。同社米国法人の森田祥広さんに、ウイスキーの今と嗜み方を聞いた。

ジャピオン(以下J) 日米では、今どのようにウイスキーが飲まれていますか?

森田さん(以下森) 水割りやソーダ割りが主流の日本とは違い、米国ではロックやストレートが多いですね。最近は、ウイスキーカクテルもまた飲まれ出しています。日本ではウイスキーの国内市場が年々縮小する中、サントリーは若い方にも良さを伝えたいと、さわやかで飲みやすいハイボール(ウイスキー&ソーダ)を、「古くて新しい飲み方」として打ち出してきました。昨年夏のキャンペーン開始以降、これを飲める店は実に4倍、6万店に増えています。

 森田さんにとって、ウイスキーの魅力とは?

 複雑で微妙な香りの、不思議なお酒。一言では語れない、さまざまな表情を見せる点です。知れば知るほど奥が深い。原料、ブレンドや蒸留法から熟成の時使われる樽の材質、産地の風土や時代背景まで、さまざまな要因が味に影響します。美術館で絵画を鑑賞する時のように、飲みながらそれらについて思い巡らすのが楽しいですね。

 初心者は、どのウイスキーから飲み始めれば良いでしょう?

 日本人には、やはりその繊細な味覚に合わせて造られた、日本のウイスキーが飲みやすいと思います。というのも日本では、サントリーの「山崎蒸溜所」から、スコットランドの製造法を基にウイスキー造りが始まりました。通常シングルモルト・ウイスキーは、単一の蒸留所で数種類の原酒から造られるので、産地の特徴がはっきり出た、個性の強い味になるんです。ところが日本では、気候も好まれる味も違う。そこで山崎では、数十種類もの原酒を造ってブレンドするなどの工夫を凝らして、尖らず繊細で複雑な、日本向けの味を作ってきました。アメリカでも「ジャパニーズ・ウイスキー」の味はどんどん認知・評価されてきていて、飲めるバーも増えています。

 飲み方としては?

 ハイボールやカクテルから入ると良いのでは? 日本のウイスキーなら、同じ日本のユズやシソなどを合わせたカクテルを頼んでみると、バランスが良くおいしいと思います。女性には、チョコレートとウイスキーのペアリングもおすすめ。自宅で飲む場合は、氷はミネラルウォーターを使い、溶けにくいよう硬く大きめに作るとおいしいですよ。ハイボールは、ウイスキー1対ソーダ3の割合がベスト。炭酸が逃げないよう、混ぜすぎないのがコツです。

蒸留所長が認めた最高の「山崎」カクテル
Angel's Share
8 Stuyvesant St., 2nd Fl.
(bet. 2nd & 3rd Aves.)
TEL: 212-777-5415

「山崎蒸溜所」の宮本博義工場長が「今まで飲んだ『山崎』カクテルの中で一番おいしかった」と絶賛したのが、バー・Angel’s Shareの店名を冠したカクテル。「山崎12年」にソーダ、高知産の砂糖・和三盆、ユズ果汁と皮を使ったレシピは、同店バーテンダーの後閑信吾さんによるもの。「酸味と甘味のバランスが完ぺき。ウイスキーの奥深さが感じられるカクテルです」と森田さん。メニューに載っていないこの“隠れカクテル”、初心者も「山崎」ファンも、試さない手はない!

※記載されている情報は変更されている場合があります。
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