橋本晃宏さん最近の犯罪の傾向とは? 防犯の手段とは? 市内でセキュリティーサービス会社を経営する、リスクマネジメント・アドバイザーの橋本晃宏さんに話を聞いた。
一般に、景気が悪くなると、犯罪も増えます。失業や心理的ストレスから自暴自棄になって、犯罪に手を染める者がいるからです。ニューヨーク市内の犯罪件数は長期的にみると減っていますが、マンハッタンでは暴行事件が増えています。また、今まで安全だった郊外の住宅地でも、泥棒の被害が続発しています。特に、その土地に不慣れな、日本人を含む外国人駐在員が、代表的な被害者となっています。
夏は、窓に設置するタイプのクーラー盗難が増えます。また、周到に下見をしている泥棒は、どこに日本人家族が住んでいて、夏に長期間留守にする家が多いことなども知っていますので、注意が必要です。日本に帰省する際には、郵便や新聞の配達を止めたり、タイマー付きのライトを毎晩点灯するようにしておくなどしましょう。
被害に遭っても、証拠がなければ警察は動けません。解決の可能性が低い事件の捜査をすると、「税金の無駄遣い」と批判されてしまいます。証拠が残るような対策をし、地元の警察と良好な関係を築いておくといいでしょう。
監視カメラは非常に有効です。犯罪者は、顔を見られるなど、リスクの高いところを避けますので、抑止効果も大きいです。在宅中に泥棒が入っても気づかないケースも多いです。人を感知して鳴るチャイムは有用です。このように、犯罪はちょっとした日々の心掛けとテクニックで防ぐこともできます。
監視カメラは、犯罪被害を立証しやすいアイテムの1つ。インターネットサーバー機能を持つものなら、世界中どこにいても監視可能だ。

昨年と比較して全体的に件数は大きく減っているものの、暴行事件はほぼ変化していないことが分かる。
| 2009年(6月21日まで) | 前年比 | |
| 殺人 | 193 | -18.9% |
| 強姦 | 562 | -15.2% |
| 強盗 | 8062 | -17.1% |
| 暴行・傷害 | 7363 | -1.1% |
| 侵入窃盗 | 7798 | -12.8% |
| 窃盗 | 17313 | -13.4% |
| 車輌窃盗 | 4759 | -11.1% |

