ニューヨーク市から車で約3時間。チョコレートの町として知られるペンシルバニア州ハーシーのダウンタウンには、1905年創業のチョコレート工場があり、付近にはカカオの焼けたような香りが漂う。
町の名前は、チョコレート会社の創業者ミルトン・ハーシーに由来するものだ。実業家ミルトンは、酪農の盛んな地元に工場を構え、ミルクチョコレートのビジネスで大成功を収めた。彼は従業員たちのために立派な社宅を用意するだけでなく、病院や学校を建設し、交通網を整備するなど、「理想の町」づくりをすすめた。
同社の幹部たちの邸宅が並ぶエリアは一見の価値あり。特に夏には、広々とした庭の芝生と、街路樹の緑がまぶしい。これも、ミルトンが思い描いていた理想の町並みだという。少し車で流せば、チョコレート・アベニューやココア・アベニューといった名前の通りに出合う。「キス」チョコレートの形をした街灯にも注目だ。
何もかもがチョコレートにまつわる町。その中心である工場を現在見学することはできないが、チョコレートワールドという施設では、製造工程などの展示を無料で見ることができる。家族連れには、同施設の隣にあるハーシーパークという遊園地もおすすめ。ローラーコースターや観覧車などの乗り物があり、一日楽しめる。
宿泊なら、ザ・ホテル・ハーシーが一番の人気。これもミルトン・ハーシーによって1933年に建設されたものだ。また、日頃の疲れを癒し、身も心もスウィ〜トになるには、同ホテル内にある「ザ・チョコレート・スパ」に行ってみよう。特に人気のトリートメント「チョコレートフォンデュ・ラップ」は60分120ドル。男性向けのエステメニューもたくさんある。
町には、チョコレートにまつわるものが多数。なお、左の写真で奥に見える建物が工場だ。


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