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2008/11/07発行 ジャピオン掲載記事
   
 

(左から)ソニア・パズさん(『涼宮ハルヒの憂鬱』の朝比奈みくる)、レネー・グローガーさん(英語版『押忍!闘え!応援団!』のディーバ・フォックス)、エリザベス・リカタさん(『天使禁猟区』の九雷)、インディア・デイビスさん(『パラダイスキス』の早坂紫)。
撮影協力: ニューヨーク紀伊國屋書店

コスプレ・アメリカ代表
和製英語の“Cosplay(=CostumePlay)”は今や世界に普及し、「コスプレーヤー」たちの層も厚くなっている。「世界コスプレサミット(以下WCS)」に今年出場したアメリカ代表の二人と、来年の代表に選ばれたばかりの二人に話を聞いた。

毎年夏に名古屋市で開催されているWCSは、日本政府も後援する一大イベント。出場各国の代表が、数分間のパフォーマンスのために扮するキャラクターの研究を重ね、コスチュームを自作する。今年は、13カ国の代表、計14チーム(日本からは東京と大阪の2チーム)が集結、世界の頂点を目指して、研究と練習の成果を披露した。

2008年米国代表の二人が選んだ作品は、『ジョジョの奇妙な冒険』。レネー・グローガーさん(左下写真・中左)がジョルノ・ジョバァーナ、ソニア・パズさん(左)が空条ジョリーンに扮し、同作品の見どころでもある「スタンド」(擬人化された超能力)を使った格闘シーンも再現、1万人を超える観客から喝采を浴びた。入賞はしなかったものの、「ヨーロッパのチームはコスチューム制作に、アジアのチームはパフォーマンスに重点を置いている」などの違いを発見することができた。

コスプレを通した国際交流も進んでいる。「各国代表が皆友好的だったのが印象的」と話すグローガーさん。特に仲良くなった大阪代表は、9月に開催されたニューヨーク・アニメフェスティバルに来場し、再会を果たしたという。「大阪代表はとてもクールよ。再会できてうれしかったわ」とパズさん。

インディア・デイビスさん(右)とエリザベス・リカタさん(中右)は、同フェスティバルで『XXXHOLiC』のキャラクターに扮し、09年代表の座を獲得した。「うれしすぎて泣きそうだった」と言うデイビスさんにとって、来年のWCSは初めての日本訪問となる。ファッション業界で働く彼女は、「スタイリッシュでクリエイティブなものが好き。日本のファッションにすごく興味があるわ」と話す。一方、大学と大学院で日本美術史を専攻し、横浜市に半年間住んだこともあるリカタさんは、日本に対する造詣も深い。「宝塚歌劇団の大ファンなんです」と話す彼女のコスプレには、その影響を垣間見ることができる。きらびやかなガウンを着た淑女や、シンプルな制服を着た若い男性に扮するのが好きだという。

来夏、コスプレ文化の中心、日本に向かうリカタさんとデイビスさんに対し、「友達を作って、とにかく楽しんで!」とグローガーさん。パズさんは、「ベストを尽くして!」と激励し、「露出度の高いコスチュームを着るのよ!(笑)」と具体的なアドバイスも。

「手の込んだコスチュームほど、やる気が湧くの」とリカタさん。その闘志に加え、日本文化への情熱を武器に、09年アメリカ代表は名古屋へ向かう。

 

8月に開催されたWCSの様子。スタンド使いたちの格闘シーンに、場内から歓声が沸いた。

両代表チームはブログを更新中。パフォーマンスのレビューや動画サイトへのリンクもある。
2008年代表
http://community.livejournal.com/teamusa2008/
2009年代表
http://community.livejournal.com/wcs_teamusa09/

 
 
※記載されている情報は変更されている場合があります。
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