プチ逃避で最大限癒されるコツ
「プチ逃避のコツは、旅先でやりたいことを一つに絞って、後は『予定を立てないこと』です」と語るのは、旅行会社勤務で、趣味でトラベルライターとしても活動している青木多佳子さん。これまでに一人旅で35カ国以上を訪れたという、旅の達人だ。今もマンハッタンのオフィスで働く傍ら、気のおけない友達と、または一人で、月1回ほど週末だけの「プチ逃避」旅行を楽しんでいる。「私は地方にある昔ながらのアイスクリーム・ショップに行くのが好きなんですが、事前には行きたい店と宿を決めていくだけ。観光名所めぐりなど、予定を詰め込みすぎると、結局ゆっくりできずに終わってしまうので」。何もないところを歩いたり、公園のベンチに座って道行く人を眺めたりして、「ただその場所にいる」だけで、心が落ち着くのだという。
直前になって急な仕事などで流れないよう、2〜3日前に計画してふらっと旅立つ。便が遅れて限られた時間を取られないよう、短時間でも飛行機はなるべく使わない。これまでにプチ逃避旅行で訪れたのは、ワシントンDC、ボストンやフィラデルフィア、メイン州ポートランドやバーハーバーなどだ。「人があまりいなくて、視界に緑の多く入るところがおすすめです」。宿泊所も、自分の家のようにくつろげるところを選ぶのが大事。エリア先行ではなく、雑誌などで快適そうなホテルを見つけて、そこに泊まることを目的に旅に出てみても良い。
ちなみに荷物は最低限に抑え、「自分の好きなものを持っていく」のがポイントだ。「私の場合はカメラと、軽く読める推理小説などで、読んだら捨てて帰れるくらいの安い古本を2〜3冊持って行きます」。急な連絡に備えて会社の携帯は持って行くが、マンハッタンからひとたび出れば、頭はきちんとお休みモードに切り替わる。
忙しくてなかなか週末も休めない、という人もいそうだが…。「いる場所を2日間変えるだけでも、次の週から一層効率良く仕事ができるんです。頑張って平日のうちにやることを片づけて、思い切って週末は旅に出てみるのも良いですよ」。 |