まずは日本人乗馬愛好家、貴子ウォルターズドルフさんをレッスン場に訪ね、乗馬の楽しさについて聞いた。
金融関係で働く貴子さんが馬に乗り始めたのは、今から3年前。小さい頃から動物好き、アウトドア好きとあって、乗馬には元々興味を持っていたそうだ。きっかけは、先に乗馬を習っていた職場の同僚に誘われて、今はなきセントラルパークのステーブル(stable=厩舎。馬を所有・管理し、乗馬レッスンなどを行う施設)の体験レッスンを受けたこと。その「大変さ」が分かると、俄然面白くなって毎週末レッスンに通うようになり、平日の仕事帰りにも毎日のように同僚と馬を走らせた。「馬をコントロールできるようになったな」と実感したのは半年後。2年半ほど経つと、ジャンプを習えるまでになった。
「初めて乗った時は『高いなあ』と思いましたが、怖くはなかったですね。速く走れるようになって『馬についていけない』と感じた時に、初めて怖いと思いました」。落馬しても同じ馬に挑戦し、人の顔に噛みつくような気の荒い馬も敬遠せずに乗ってきた貴子さん、馬への愛情は深い。馬に気持ちを添わせ、一体となって走っていると、「馬からパワーをもらえる」という。
これまでで一番楽しかったのは、乗馬の本場、イギリスはロンドンのリッチモンド・パークでの乗馬体験。鹿が散歩する自然の中、3マイルにわたる一直線の道を、大型の馬に乗って一気に駆け抜けた時の爽快感は今も忘れられない。「本当に気持ちが良くて、楽しくて、ついていたガイドさんと一緒に声を出して笑いながら走っていました」。
ちなみに乗馬は、エクササイズにもなるとか。夏場は「馬も自分も汗だくになるほど」の運動で、特に内腿やふくらはぎ、お尻の下やお腹の筋肉を使うので、「下腹なんかすっきりしましたよ」。
「乗馬には、春と秋が一番良い季節です」と貴子さん。冬の間は休んでいたが、気候も良くなるこれからの時期、また本格的にジャンプを練習していくつもりだという。 |