住宅と飲食店が入り混じる、まだ商業化され切っていない街、サニーサイド。以前はアイルランド系が多く住んでいたが、近年はアラブ系、南米系、東欧系、東南アジア系、東アジア系など、様々な移民が続々と流入している。格安でおいしいレストランは、周辺に住む大学生の強い味方でもある。
40丁目の駅を降りてすぐのところにある韓国レストラン、ナチュラル・トーフ・レストランは、10ドルでお腹いっぱいになれる店。メニューは、辛さ加減が選べるコリアン豆腐鍋が中心だ。一番人気の「コンビネーション・ソフト・トーフ」は、肉、エビ、魚介類、豆腐がキムチ・スープの中にたっぷり入っている。マイルドな味が好きなら、生卵を入れてかき混ぜよう。アツアツのスープの中で卵がちょうど良く固まったら食べ頃だ。一緒に付いてくるライスにぶっかけて丼にして食べてもOK。客層は近くのラガーディア・コミュニティーカレッジに通う学生がほとんどで、10人以上のグループも珍しくない。韓国人学生が様々な国のクラスメートを連れて来ることが多いため、店内はとてもインターナショナルな雰囲気だ。
今度は駅を越えて北側の閑静な住宅街にあるアメリカン・ビストロのクインツへ。ここのおすすめは何といっても、月曜日限定のムール貝の食べ放題。白ワインがたっぷりと染み込んだムール貝はプリプリの絶品。お供のフレンチ・フライもサクサクだ。中には8杯平らげたツワモノもいるとか。奥には裏庭があり、夏の間にはトマトやハーブ、ミントなどを自家栽培している。家具はシナゴーグのベンチや家具屋の不良品のテーブルを、オーナーのティムさんが自ら集めて修理し、再利用しているもの。「もう必要ないからといって皆すぐ物を捨てるけど、古いものは歴史とそれだけの価値がある。地球を救うために少しでもできることをしなきゃね」とティムさん。彼の優しい人柄が出た温もりのあるレストランだ。 |