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2008/02/22発行 ジャピオン掲載記事
   
ザ・イエローキャブ!
 
メダリオン
 
これがメダリオン。TLCからのイエローキャブ営業許可を示す。
 
未来のイエローキャブ
 
2007年、「Taxi 07」展覧会で発表された「未来のイエローキャブ」の試作品。

イエローキャブ今と昔

 

年間利用者延べ2億4000万人、運賃は年間20億ドルに上るというイエローキャブ。ニューヨーク市タクシー・リムジン委員会(TLC)のアラン・フロンバーグさんによると、初のメーターつきキャブがニューヨークを走ったのは、1907年10月1日。プラザ・ホテルのグランドオープニング・セレモニーに出席する、セレブリティーを乗せたキャブが最初だった。


「黄色」のきっかけを作ったのは、レンタカー会社大手「ハーツ」の創業者であるジョン・ハーツ。彼はレンタカー業を始める前の1915年、シカゴでタクシー会社を興していたが、「遠距離で最も目立つのは、やや赤みのある黄色である」というシカゴ大学の研究結果を取り入れ、車を黄色にペイントしたところ、全米各地にこれが広がった。ニューヨークでは、60年代後半にタクシーサービスが急増した時期、当局が見分けられるようにメダリオン(市の営業許可)を受けたキャブは黄色、カーサービスの車はそれ以外の色と法律で定められたのだ。


現在発行されているメダリオンは1万3150台分。20年代後半は1万8000台ものキャブが走っていたが、TLCが新たにメダリオンを発行する時期と数を調節して、全体の数を抑えている。実際にキャブの運営を行っているのは、市内に複数ある「フリート」と呼ばれるマネージメント組織。各フリートがメダリオンと車を所有、イエローキャブの運転免許を持った各ドライバーがリース料を払ってそれを借り、運転しているのだ。個人が副業的に少数のメダリオンだけをドライバーに貸し出している場合や、ドライバー自身が個人でメダリオンと車を所有している場合もある。


ニューヨーク市のキャブ誕生100周年となる昨年には、都市計画グループ「デザイン・トラスト・フォー・パブリック・スペース」が「タクシー07」プロジェクトを実施。TLCとの協力でキャブの現状を本にまとめた他、ニューヨーク・インターナショナル・オートショーでは、環境に優しく、身障者にも利用しやすく、そしてグッドデザインの「未来のキャブ」を提案・展示した。ハイブリッド・キャブ導入、クレジットカード対応、GPS搭載などに引き続き、これからもイエローキャブは進化し続けていく。


〈参考〉『Taxi 07 Roads Forward』(Design Trust for Public Space, New York City Taxi & Limousine Comission)


 

ドライバーになるには


イエローキャブの運転免許(TLC “YELLOW” Taxicab Li-cense / Hack License)を取得するには、19歳以上であり、過去18カ月以内のDMV違反ポイントが7点以下であること、未払いの違反チケットがないことが必須条件。用意する書類はソーシャル・セキュリティー・カード、ニューヨーク州の運転免許証(近隣州の免許も追加書類を出せば可)、健康状態の証明書など。また過去6カ月以内にディフェンシブ・ドライビング・コースを修了し、また所定のタクシー・スクールで一定時間の講座を受講し、語学能力テストとドラッグ・テストをパスしなければならない。申し込みの手数料、コースの受講料などを合わせると、かかる費用は450~600ドル程度。

【詳細】www.nyc.gov/html/tlc

 
ハック・ライセンスの申し込み用紙。
 
 
※記載されている情報は変更されている場合があります。
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