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2008/02/01発行 ジャピオン掲載記事
   
ミクソロジーなカクテル
 
ロイター/報道記者 我謝京子さん
 

山本さんが作ってくれたオリジナル・カクテルは、レストランショーに出品したことがある、米焼酎「白岳しろ」と大根を使った「ダイコン・ラディッシュ」。カットした大根をペストル(棒)で潰し、焼酎、砂糖、ライムと一緒にシェイクする。

ミクソロジーとは?
「〝こだわりの職人〟みたいなものです」

 

ニュージャージーのレストラン&バー、ラウンジ禅で、ミクソロジストとして腕をふるう山本幻(げん)さん。バーテンダー歴9年。2006年には、カクテル・コンペティション「マリー・ブリザード」東海岸大会で第2位に輝いた実力の持ち主でもある。そんな山本さんに、ミクソロジーについて聞いてみた。


「日本とアメリカでは少し意味合いが違います。例えば日本では、果物や野菜、ハーブなど新鮮な素材で作るカクテルのことを指します。六本木のある有名バーのオーナーがとことん新鮮なフルーツにこだわったカクテルを広めてブレイクし、ついにはフルーツ屋までオープンして話題になるなど、ここ数年、ミクソロジーという言葉がもてはやされるようになってきました。一方アメリカでは、使う素材うんぬんより、〝ミキシングの技術〟のすごい人が作るカクテルのことを、そう呼ぶ傾向にあるんですよ」と山本さん。「混ぜる技術の高さ」とは、「素材の性質に応じてベストなリカーを選んでカクテルを作ること」とのこと。


「例えば、リカーや材料の特徴をちゃんと理解していないとできません。ライム一つとっても、季節によって果汁の出方や味が変わりますからね。カクテルのイメージに大きく影響するグラス選びも大切ですし、氷の強度や形、カクテルの温度なども理解していないと、うまくできないものなんですよ」


なるほど、スポーツバーのような大衆的なバーにいるバーテンダーは、残念ながらミクソロジストとは呼べないようだ。想像以上に奥深いカクテルの世界。「ミクソロジストとは、こだわりの職人みたいなものです」と、山本さんは付け加えた。


そんな彼に、ミクソロジストとして妥協できないことは何かと問うと、少し考えて「調和ですね」という答えが返ってきた。


「リカーと他の材料との相乗効果を考え、それぞれの良さをうまく調和させ、お客様に気に入ってもらえた時が一番うれしいですね。カクテルだけに限らず、例えばお客様をお迎えする空間をお酒や音楽、雰囲気などでうまく調和させるということも、ミクソロジストの重要な要素だと思います」


 
Lounge Zen
254 Degraw Ave.
Teaneck, NY 07666
TEL: 201-692-8585
www.lounge-zen.com
 
ラウンジ禅でマネージャーとして働く山本さんは、ミクソロジストとしてショーやイベントなどにも出張対応している。詳細は下記ウエブサイトまで。
www.freshfruitmartini.com
   
   
ジャピオン読者限定
オリジナル・カクテルが登場!
 
2月14日(木)に限り、以前山本さんがチョコレートショーにも出品したことがある、オリジナルのバレンタイン・カクテル(8ドル)が、ラウンジ禅に登場!芋焼酎「吉兆宝山」が持つ個性にチョコレートとサツマイモを合わせた一品。なくなり次第終了する。
 
 
 
※記載されている情報は変更されている場合があります。
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