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2007/12/07発行 ジャピオン掲載記事
   
巻頭特集:禁断…酒の後のひと皿   別冊保存版:冬のグルメ特集 第一弾
   
   
料理と飲み物の幸福な関係 欲張りに楽しむ食とスイーツ
   
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料理と酒がお互いを高めあう名コンビ

おばんざい3種盛り合わせ
(15ドル)
& 醸し人九平次(74ドル/ボトル)


8種類ある「O-BANZAI」は単品だと6ドル。また、「醸し人九平次」は300年かけて湧き出る水を長野まで汲みに行って造られるという。そんな真摯な姿勢が反映された味は、料理の旨さを最大限に引き立てる。

えん

閑静な街並が続くウエストビレッジにある和風ダイニングえん。大正モダンを気取った店内は、まるで過去に迷い込んでしまったかのような錯覚を覚える、不思議な空間だ。

旬の素材を存分に生かすことで四季の移ろいを大切にする同店のおすすめは、「おばんざい3種盛り合わせ」と「醸し人九平次」。「おばんざい」は、今回選んだ〝カボチャの煮物〟、〝ぜんまいピリ辛〟、〝切り干し大根〟以外にも、〝きのこのおひたし〟や〝里芋の肉味噌がけ〟など全8種類あり、その中からお好みで3種を選べる。色とりどりの季節の食材に、繊細な工夫が施されたおばんざいは一つ試すと、思わず全部試したくなってしまう。

一方、「醸し人九平次」は、蔵元が徹底的に気を配って作るため、量産できないという貴重な酒。ふわりと嫌味のない吟醸香があり、酸味と甘味が調和して、ドイツワインのような切れがある。

酒がうまくて料理もすすみ、料理がうまくて酒もすすむ…そんな最高の組み合わせを、今宵は心ゆくまで味わいたい。

 

お店からのメッセージ
毎日7時半までアーリースペシャルを実施中です。普段はボトルのみで出す酒をグラスで提供しています。酒3種に野菜チップスで18ドルとお得です。ぜひお試しを。

■EN Japanese Brasserie
435 Hudson St. (at Leroy St)
TEL: 212-647-9196 www.enjb.com



老舗でVIP級和牛とワインを堪能

黒毛和牛サーロインステーキ
(139ドル)
& Opus One 2004(35ドル/グラス)

15年来の日本の全農との取引を生かし、和牛の輸入再認可時に、最優先で入荷。アメリカ産のビーフとは違う、独特の霜降りの美しさ、柔らかさは、一度食べると忘れられない味。赤身嗜好だったアメリカ人にもファンが多い。

稲ぎく

ウォルドルフ・アストリアホテル1階に店を構える稲ぎくは、1974年の開店以来、世界中のVIPを顧客に持つ老舗。92年から、日本産の和牛をニューヨークで提供しているため、輸入が再開した時、最優先で肉が届いた。

おすすめの「黒毛和牛サーロインステーキ」は、華氏500度のオーブンに2時間入れて加熱した石版で、サーバーが目の前で焼いてくれるので、微妙な焼き加減まで調整可能だ。もちろん、自分で焼く事もできる。このステーキの醤油ベースのつけダレには、隠し味で赤ワインが入っている。これに日本から空輸された新鮮な本ワサビをすっていただく。

合わせるワインは、カリフォルニアワインの父、ロバート・モンダビ氏と、ボルドーのシャトー、ムートンのロートシルト氏の協力で生まれた、音楽用語で「作品番号一番」を表す「オーパス・ワン」04。この入手困難な人気ワインをグラスで提供しているのも、今回、和牛の輸入再開を記念しての特別企画だ。

なお、和牛はこのステーキの他、ミニすき焼きと和牛寿司の他に4品入った和牛膳でも楽しめる。

お店からのメッセージ
当店は、敷居が高い店と思われがちですが、いろいろなメニューを取り揃えてございます。気軽にお越しください。自慢の和牛だけでなくフォアグラ寿司も、おすすめです。

■Inagiku
111 E. 49th St. (bet. Lexington & Park Ave) TEL: 212-355-0440 www.inagiku.com



日本の心意気と共に味わう料理と酒

鴨鍋 (45ドル/1人前)
& 真野鶴 大吟醸(100ドル/ボトル)

最後は、鴨肉の旨みが溶け出しただし汁にご飯を入れて雑炊にし、一粒残らず平らげたい。蕎麦や蕎麦がきを入れるのも粋だ。日本海の離島特有の気候にはぐくまれた「真野鶴 大吟醸」との組み合わせは永遠の定番にしたい。

レストラン日本

創業44年の老舗和食店レストラン日本。本物の味や良質の素材を追求する真摯な姿勢、伝統や風格ある落ち着いた雰囲気、細やかな配慮の行き届いたもてなし…。随所から「ニッポン」と名乗るだけの心意気や誇りが伝わってくる店だ。 

そんな同店がすすめるのは、「鴨鍋」。鴨とは思えないほど鮮やかなピンク色の肉を、丁寧にとっただし汁に旬の野菜と手作り豆腐と共に入れる。ことこと煮込んだ具材を口に運んだ瞬間、何ともいえない風味が広がる。自慢の鴨肉は、何種類も取り寄せて試作を重ね、厳選したというだけあり、特有の臭みがなく、煮込むほどに柔らかくなる。当初、季節限定だったこの鴨鍋、評判が高まり、通年で提供するようになったというのもうなずける。

そんな人気の鴨鍋には、佐渡島の名酒「真野鶴 大吟醸」を合わせたい。優雅な香りとバランスの良いまろみ感、引き締まった口当たりが、鴨鍋の旨みを最大限に引き出す。究極の料理と酒の組み合わせで、日本の冬の醍醐味を満喫しよう。

お店からのメッセージ
開店以来44年、本物の味と良質の素材、良心的な値段にこだわっています。決して敷居の高い店ではありませんので、どうぞお気軽にいらしてください。

■Restaurant NIPPON
155 E. 52nd St.
(bet. 3rd  & Lexington Ave)
TEL: 212-688-5941



新たな和と洋のコンビネーション

Grilled Fillet Mignon
with Glace de Viande
(14ドル)
& ルネサンス金沢(8ドル/グラス)

香ばしく焼いたフィレミニヨンを、何日もかけて煮詰めたグラス・ド・ビアン・ソースで楽しむ、見た目もカラフルで美しい一皿。酸味と甘みが程よく調和し、華やかな香りの新感覚の日本酒「ルネサンス金沢」は、意外なほどリッチな料理に合う。

パスタ和風

全く新しい発想で作る創作パスタと、新鮮な魚介をふんだんに使った斬新な寿司や前菜が評判のパスタ和風。厨房で腕をふるうのは、ル・コルドン・ブルー料理学校卒業後、ロンドンの人気イタリアン料理店で修行を積んだ精鋭シェフ、ジョン・リー氏だ。イタリアン、地中海、韓国、和食など各国料理の経験を持つリー氏は、食材や調理法に関する豊富な知識と柔軟な発想で、独特かつグローバルな料理を創り出す。

パスタ和風が提案するのは、リッチな肉料理にあえて日本酒を合わせるというもの。手間を惜しまず作るソースでいただく最高級のフィレミニヨン——この高級店にも引けをとらない料理を気軽に味わってほしいと、ぐっと手頃に設定された価格も驚きだ。それに、華やかな味わいの新感覚日本酒「ルネサンス金沢」を合わせる。どっしりとしたリッチな味わいの料理と、軽やかな日本酒の意外なマリアージュ。

場所はイーストビレッジのラーメンせたが屋の奥。外からは想像できない、ロマンチックな隠れ家的スポットだ。

お店からのメッセージ
厳選素材を使い、時間と労力を惜しまない手作りにこだわっています。味と質を追求しつつも、値段は手頃に抑えていますので、お気軽にいらしてください。

■Pasta Wafu
141 1st Ave.
(bet. St. Marks Pl & 9th St)
TEL: 212-529-2746

   
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