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2007/12/07発行 ジャピオン掲載記事
   
巻頭特集:禁断…酒の後のひと皿   別冊保存版:冬のグルメ特集 第一弾
   
   
料理と飲み物の幸福な関係 欲張りに楽しむ食とスイーツ
   
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心と体が温まる冬一番の組み合わせ

特製ちゃんこ鍋(28ドル/2~3人前)
& 本格焼酎 佐藤(9ドル/グラス)

「本格焼酎 佐藤」はお湯割りにして、湯気とともにふわりと立ち上がる芳醇な香りとキレの良い喉ごしを味わう。お湯を先に、焼酎を後から注ぐと、格段に旨さが違う。鍋の隠し味に使われている焼酎漬けの唐辛子とニンニクとの相性もいい。

坊主

ブルックリンのウィリアムズバーグで、斬新な工夫と鮮やかな色彩感覚に富んだ創作和食を提供する店坊主。煉瓦や廃材を使って一から作り上げたという、古い山荘や酒蔵を思わせる独特の空間に一歩足を踏み入れると、他とは違うここだけの心地良い空気に満ちている。

「ブルックリンならではの時間と空間を楽しんでほしい」ということで、この冬同店がすすめるのは、「特製ちゃんこ鍋」。チリアン・シーバス、鮭、海老、鶏のつくねに旬の野菜をたっぷり加えたこの鍋、味の決め手は豚骨ベースに味噌を加えただしにある。店では20種類以上の自家製果実酒を作っているが、その唐辛子酒、ニンニク酒に長期間漬け込まれた唐辛子とニンニクを取り出してすりつぶしたペーストを加えるという、心憎い工夫がなされているのだ。

心も体も温まる鍋には、「本格焼酎 佐藤」をお湯割りで合わせると、その良さがぐっと染み入る。濃厚な味わいの鍋の味をすっきりと洗い流すような口当たり。この絶妙な組み合わせをぜひ堪能して欲しい。

お店からのメッセージ
焼酎をボトルで注文のお客さまには、ぐい呑みと片口でサーブします。中庭を囲った「あったかバックヤード」で鍋に焼酎…。どうぞ、冬の醍醐味を満喫してください。

■Bozu
296 Grand St.
Brooklyn, NY 11211
TEL: 718-384-7770
www.oibozu.com



炉端焼きで素材の良さを直に堪能

Lamb Chops(15ドル/タパス)
& Montes Alpha, Syrah 2003
(48ドル/ボトル)

焼き物は「タパス」サイズが中心だが、肉類には2倍の「ディナー」サイズも。天日塩水から作られたアルカリ塩は甘く、ラム肉の味が際立つ。シラー種ブドウを使った渋めのチリ産ワイン「モンテス・アルファ」はどんな肉料理にも良く合う。

舞(ぶたい)

グラマシーの炉端焼きレストラン舞(ぶたい)。シックな和風スタイルの店内では、ミネラルをたっぷり含んで甘い天然塩で炙った、炉端焼きに舌鼓を打つ客で、平日も早くから賑わう。シェフが同店自慢の食材を一番引き立てる塩を、何種類も食べ比べて選んだというだけあって、備長炭でこんがりと焼き上げられた炉端料理は、素材そのものの味がズンと舌に響く。

中でも、まず試してみたいのが、ニュージーランド産「ラム・チョップ」。熱々の焼き立てを頬張ると、ラム特有の臭味は全くなく、コクのある脂身と、しっかりした肉の旨みが口の中でとろける。二口目は添えられた麦味噌をつけて。炉端焼きならではのグリル風味が、麦味噌のねっとりした甘さと相まって、舌の上に広がっていく。

そんなラム・チョップを流し込むのに最適なワインは、ドライフルーツのような甘味と、力強いタンニンの渋みを持つミディアムボディーの「モンテス・アルファ」03。個性の強い二つが合わさり、今宵のディナーに強烈な満足感をもたらす。

お店からのメッセージ
賑やかな団体のパーティーのできる貸切りスペースのある1階、ロマンチックなムードの2階と、用途に合わせて、年末のパーティーなどにぜひご利用ください。

■Butai
115 E. 18th St.
(bet. Park Ave &
Irving Pl)
TEL: 212-387-8885
www.butai.us



洋の顔をした和の粋を存分に味わう

キングサーモンの西京焼き
(23ドル)& Snow Kiss(11ドル)

西京焼きの味噌は、米麹で作られた甘口の白味噌で、篠木さんの特製ブレンド。添えられたエリンギも味噌漬けのため、独特の歯ごたえがあり、美味。米が原料のKISSUIがベースのカクテルとも、もちろん“米繋がり”の好相性。

ちゃんとレストラン

約1年半前のオープン以来、すっかりウエストビレッジの風景に溶け込んだちゃんとレストラン。和洋が見事に調和したインテリアの店内や、一点物の大皿で供される料理など、日常をスパイスアップしてくれる、ちょっとした配慮が行き届いた粋な店だ。

料理長の篠木清高さんがすすめるのは、その見た目の豪華さから、ホリデーディナーにもぴったりの「キングサーモンの西京焼き」。京都の西京味噌で、今が旬のサーモンを漬け込み、それを低温でじっくり焼いて、焦がした醤油の香ばしさとバターのコクが溶け合うソースで食べる。西京味噌の風味はあくまでも繊細に、身のしまったサーモンを包み込む。

一緒に楽しみたいのは、米から作られたユニークな日本産ウオツカ「生粋」がベースのカクテル「スノー・キッス」。米ならではのまろやかさはそのままに、クリーンでドライな味をストレートに伝えるライムのパンチが魅力のカクテル。食事中に味覚をクリアにしてくれるので、コクのあるサーモンを最後まで美味しく味わえるという、秀逸のマッチングだ。

お店からのメッセージ
エグゼクティブ・シェフが目指すのは、最後の一口まで存分に楽しめる“食べやすい”料理です。ホリデーシーズンのコースやイベントもございますので、ぜひご来店ください。

■Chanto Restaurant
133 7th Ave. South (bet. 10th & Charles St)
TEL: 212-463-8686
www.chantonyc.com



家庭的な雰囲気で本格イタリアンを

神戸牛のカルパッチョ(12ドル)
& Cantinino Castello Sonnino 2003(62ドル/ボトル)

カルパッチョは、上にのっている、削ったパルメジャンチーズと一緒に食べると、程良い塩気が加わりなんとも美味。この他、6カ月間ミルクのみで育った子牛のレバー刺身(10ドル)などもおすすめ。

ディエチ

イタリア語の「10」から店名を取ったディエチは、イーストビレッジにあるイタリアン・ワインバー。カウンターとテーブル4卓のこぢんまりした店内には、オープンキッチンからのいい香りが漂う。シェフは、日本でフレンチを学んだ後、ニューヨークの人気レストラン「フィアマ」などを経て、イタリアのモンツァにある二つ星レストランで修行を積んだ太田潤一さんだ。

同店の親会社は肉の流通業経営のため、質の良い肉がリーズナブルな値段で手に入る。「神戸牛のカルパッチョ」はそれをストレートに味わえる一品だ。赤身の中でも、一番上質で、肉の旨みが楽しめるモモ肉を厚めにスライスしたものを、たたいて薄くする。粒マスタードソースの酸味、ルッコラのスパイシーさが、ワインとも合う。

一緒に飲みたいのは、スーパートスカーナと呼ばれるワイン「カンティニーノ・カステッロ・ソンニーノ」03。ブラックチェリー、コショウなどの香りのする、上質でスパイシーな、フルボディーの1本だ。

この他、ワインはボトルで22ドルからと、リーズナブルな価格でそろっている。

お店からのメッセージ
2007年2月にオープンしました。特にウイークデーは、ゆっくりくつろいでいただけます。ワイン1杯でも、女性一人でも、どうぞお気軽にお立ち寄りください。

■Dieci
228 E. 10th St.
(bet. 1st & 2nd Ave)
TEL: 212-387-9545



秀逸な神戸牛カルビを手頃に楽しむ

U.S.神戸牛カルビ(24ドル)
& Newton The Puzzle 2002(115ドル/ボトル)

つけダレは、白醤油の塩ダレ、ローストガーリックの入った醤油味、味噌とBBQソース、甘めのテリヤキ、バジルやスライスしたニンニクの入った溶かしバターのバターガーリックなど全6種類が楽しめる。

牛角

日本で誕生した牛角は、2001年にカリフォルニアに進出後、現在は、10店舗を全米で展開中。ニューヨークでは05年4月にイーストビレッジ店、07年2月にミッドタウン店が誕生した。

赤外線の出るセラミックを使用したグリルは、表面はカリッと焼き上げつつも、中まで火が通る。煙も焼き台の脇に吸い込まれ、臭いがつきにくい設計だ。サービスも日本式で、焼き網を頻繁に交換してくれる細やかさがうれしい。

数ある肉の中でもまず試したいのが、「US神戸牛カルビ」。和牛独特のサシがみごとに入った神戸牛は、現在のアメリカの和牛ブームの牽引役。牛角全店で大量に買い付けるので、上質の肉が安く提供できるという。6種類あるつけダレの中でも、肉の味を楽しむために、あっさりした白醤油の塩ダレがおすすめ。

そんな豪華な肉に合わせて飲みたいのが、ナパ産のワイン「ニュートン・ザ・パズル」02。自然の力を尊重し、すべて熟度を確かめながら手摘みするアンフィルターのワインは、4種のブドウをブレンドした〝カルトワイン〟だ。

お店からのメッセージ
肉の表面に、肉汁が少し上がってくるくらいが返し時。返すのは一度だけが美味しい焼き方のコツです。ミディアムレアに近い状態で、柔らかさを楽しんでいただきたいですね。

■Gyu-Kaku Midtown 
805 3rd Ave., 2nd Fl. (bet. 49th & 50th St) TEL: 212-702-8816
www.gyu-kaku.com

   
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