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■森本真理さん
漫画専門の翻訳・通訳歴14年。生後6カ月で日本から米国移住、マンハッタンで育ち、大学在学中に初めて『めぞん一刻』を翻訳。これまでに『犬夜叉』、『ナルト』などを手がけた。獣医としての顔も持つ。 |
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紀伊國屋書店の英語版漫画コーナー。一番人気は少年漫画だが、ひっそりと「やおい(男性の同性愛漫画)」コーナーも…。 |
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ニューヨークで、日本の漫画・アニメはどのように楽しまれているのか?「萌え」事情はどうなっているのか?――まずは『ドラゴンボール』など数ある人気作品を英訳した漫画翻訳者、森本真理さんと共に紀伊國屋ニューヨーク店を訪れ、アメリカの「OTAKU」シーンについて聞いてみた。
森本さんによると、日本の漫画の人気が急上昇したのは、バーンズ&ノーブルなど米系の大手書店が「MANGA」コーナーを置き始めた2004〜05年頃。10年〜5年前くらいまではファンも高校・大学生の男子が大多数だったが、現在は小・中学生も増え、女子の割合も男子6対女子4くらいまでに上がり、「OTAKU」という言葉も認知・理解されてきている。
ちなみに同店コミック担当の野崎晋悟さんによると、現在一番人気の日本の漫画は『ナルト』、『ブリーチ』、『デスノート』などの少年漫画。萌え系では『らき☆すた』や『涼宮ハルヒの憂鬱』が人気だ。森本さんによると、日本での発売日の翌日には日本在住のファンが中身をスキャンし、独自の訳をつけてネット上にアップしているので、アメリカンオタクたちは最新作の情報も意外に早く知っている。またハードコアなオタクになると、日本語を一生懸命勉強してオリジナル版のアニメや漫画を楽しむようになる。そうすれば日本の声優の声や日本語のギャグ、キャラクターの口癖などを直に味わえるのだ。紀伊國屋でも、漫画やアニメの浸透につれて、日本語の学習本の売れ行きが上がっているそう。
ところで本場日本では、ファンが既存の漫画、アニメ、ゲームなどから好きなキャラを使って漫画を描き、「同人誌」を作るという文化が根強い。同人誌ではもとの作品では恋人同士でない二人をくっつけたり、ストレートの男性キャラ二人を同性愛のカップルに設定したり、自分の「萌え」のおもむくまま話を展開できる。だが森本さんによると、アメリカではそこまで自由なカップリングでストーリーを作り、冊子を印刷するということがあまりない。アメリカでは著作権法が日本より厳しく、「同人誌」文化が発達しにくい状況にあるためだ。だから紙よりウエブサイト上で、パロディーの小説や自作のキャラの絵を発表するということがよく行われているという…。
ふんふん、これでアメリカのオタク状況は何となくわかった。次ページでは、いよいよ「萌え」渦巻くリアルなOTAKUワールドに潜入!
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| セーラー服美少女がこれでもかとばかりに登場・変身する『セーラームーン』は、萌え漫画のパイオニア。 |
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アメリカンオタクに人気の漫画の描き方本。萌え系もあり。 |
■取材協力
Kinokuniya Bookstores
New York Store 10 W. 49th St. (bet. 5th & 6th Ave.)
TEL: 212-765-7766
※9月には、漫画やアニメのコーナーをさらに拡大した新店舗がオープン!
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