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2007/07/13発行 ジャピオン掲載記事



  オマール・ロバウさんの場合
プロフィール
“コニーアイランド歴”9年。その歴史や独特の懐かしい雰囲気にすっかり魅了されたという。不動産ディーラーを営む一方で、地元の声を発信したいと昨年の7月4日にブログを開設、コニーアイランドの短編ビデオ作品も作った。将来は映画を撮るのが夢。

コメント
新しくなっても懐かしい香りのするコニーアイランドであって欲しいね。
Kinetic Carnival
www.kineticcarnival.blogspot.com
 
コニーアイランドのみらい

ブルックリン南端の小さな半島は、19世紀中頃から行楽地として人気を集め、20世紀前半は世界最大規模の遊園地を誇るリゾートとしての栄華を極めた。何世代にもわたるニューヨーカーの思い出の舞台だ。しかし、やがて治安の悪化から観光客数は激減。80年代から、次々と再建計画が頓挫し、「いわくつき」となったコニーアイランドだが、昨年11月にディベロッパー「トール・エクイティーズ」がアストロランドを買収し、ついに再建が実現する見通しになった。

とはいえ、当初発表された18億ドル規模の再建案は、各方面から批判が続出。計画の変更を余儀なくされたジョー・シッツCEOは、今度こそ市や住民の支持を得ようと躍起だ。修正案では、サイクロンと新型アトラクションを目玉にした遊園地を中心に、ホテル、劇場、レストラン、ショッピングモールなどを屋内に取り込むという。1年を通じて集客できる大型複合施設建設を2011年までに目指す。

そこで、6月26日に地元の教会におけるタウンホール・ミーティングで、ディペロッパーと住民側が初めて顔を突き合わせて意見交換すると聞きつけ、ジャピオンもコニーアイランドの未来を探るべく、会合に潜入した。150席ほどの会場は立ち見も入りきれない超満員。シッツ代表が「この計画は地元のためのもの。今日は全員の質問を聞くまで帰らない」と宣言。プレゼン後の質疑応答になると会場は一気に熱を帯び、会合は3時間近くに及んだ。「現在の住民を締め出す」と懸念された当初のコンド建設はなくなったが、規模を縮小したホテルとタイムシェアが提案され、反対派からは、この二つもめくらましで、本質的にはコンドと大差ないという声も。参加者の一人、オマール・ロバウさんは言う。「不安は色々あるけど、コニーアイランドの再建は住民の悲願。みんな、かつてのような活気を取り戻したいと思っている。この地区には雇用機会が必要なのも現実なんだ」。

毎年6月開催の名物マーメイド・パレード。最後は海の泡と消えてしまった「人魚姫」さながらに、再建計画が頓挫し続けたコニーアイランドのゆくえは今度こそ明るいものになるのだろうか…。
満員御礼のタウンホール・ミーティングの様子。 自身もブルックリン在住というディベロッパーのジョー・シッツ氏。
※記載されている情報は変更されている場合があります。
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