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200種類もの味が揃うアイスクリーム店「イル・ラボラトリオ・デル・ジェラート」。オーナー、ジョン・スナイダーさんの朝は早い。夏の繁忙期を迎え、毎朝4時には厨房に入って作業に取り掛かる。週末だろうと休まない。生活の中心には常にアイスクリームがある。
もともと19歳のときにアイス店"CiaoBella"を作ったが、6年後に売却。コロンビア大学でMBAを取得し、卒業後はウォール街の証券会社で働いた。しかしアイスへの夢を捨てきれず、退職して、この店を5年前にオープンした。「祖父母がアイスクリーム店を経営していたので、僕のパッションは子どものときから常にアイスにあったんだ」とジョンさん。
そんな彼がレシピから考案し、手作りで少量生産しているアイスやソルベは、もしかして誰もが一度は食べたことがあるかもしれない。というのも、パスティスやオイスター・バーなどの有名レストランで出されているアイスは、実はこの店で作られたものだから。市内200ものレストランやホテルに卸し、店頭には常時20種類を並べる。素材はラベンダー、タラゴン、しょうがなどからブランデー、ビール、オリーブ油など、彼の手にかかるとアイスにならないものはない。果物は皮からむき、コーヒー豆やナッツ類は直前にローストするため、アイスには新鮮なフレーバーがたっぷり。「ポリシーは素材選びや作る過程で、手抜きをしないってこと。なんたって取引先のシェフの目が厳しいからね(笑)。いい素材ほど高いけど、いいアイスを作るためにケチりたくないんだ。新鮮な材料で丁寧に作る、それがうちのやり方だよ」。
「全米展開を考えたりしないの?」との質問に、「市内で一番のアイスを作るためにこれからも努力をし続けていく。それ以上の野望は今のところないね」。アイスクリーム作りへのひたむきな情熱が伝わってくる言葉だった。
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