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2007/06/01発行 ジャピオン掲載記事
 

新鮮な花と緑に囲まれ
公園で青空結婚式


ウエディング準備の最初の一歩、式場選び。公共の公園で式をすれば会場費も比較的安くすみ、広がる花や緑が場を彩ってくれるから、あえてたくさんデコレーションしなくてもOK。日中に行えば電気の節約にもなる。

なかでも前ページに登場してくれたエミリーさんが穴場的ロケーションとしてすすめるのは、マンハッタンはワシントン・ハイツのフォート・トライオン・パークだ。園内の小高い丘の上にある「リンデン・テラス」は、セレモニーに最適。事前に特別イベント許可証を取っておけば、申請料25ドルを支払うだけで会場費もかからない。

セレモニー後のパーティーは、なだらかな坂道を下って約1分のところにある園内のレストラン「ニュー・リーフ・カフェ」で。費用は参加人数、料理の内容などによるが、出席者が60人以下で火〜木曜日の日中に行う場合は、メイン・ダイニングの貸し切り5時間分の会場費と3コース前後のランチ、食事の際のワイン、1時間のオープン・バーすべて込みで1500ドルから(夜は2500ドル~、週末は5000ドル~)。お手頃価格で、緑の中のパーティーが楽しめる。ちなみにこのレストランは非営利で、収益金は運営団体のニューヨーク・リストレーション・プロジェクトを通じ、市内の公園に木を植えたり整備したりするために使われるのだ。

テーブルなどを飾る花も、環境のためにはオーガニックのものを使いたいところ。でも予算が気になる場合にはこんな方法も──エコ・フレンドリー・ウエディング専門のウエブマガジン、「ポルトバー・マガジン」(詳細は5ページ)のエディター、ミーガン・メイヤーズさんによると、市場でオーガニックの花をまとめて購入し、自分で飾ってしまうのも安く上げる一つの手だ。おすすめは、ロングアイランドの農場「ガーデン・オブ・イブ」の花。グリーンポイントのグリーン・マーケットなどで出張販売を行っており、オーガニックの花が、農場からまさに届いたばかりの新鮮な状態で購入できる。


New Leaf Café(at Fort Tryon Park)
1 Margaret Corbin Dr.
TEL: 212-568-5323 www.nyrp.org

 
Garden of Eve
www.gardenofevefarm.com



「リンデン・テラス」のキャパシティーは100人程度。いすが必要な場合は、ニュー・リーフ・カフェに手配を頼める。
テラスの屋根は緑の木々。ハドソンリバーの川面を見下ろしながら、一生に一度の神聖な誓いを。
メイン・ダイニング。屋外へ続くドアを開け放せば、緑を眺めながら食事ができる。
昔々は、大金持ちの個人が所有する厩舎だったという「ニュー・リーフ・カフェ」の建物。

市内の公園ウエディング
費用と手続き徹底比較
※フォート・トライオン・パーク、セントラルパークでの特別イベント許可証は、当日の1カ月以上前を目安にウエブサイトか郵送で申請しよう。詳細はwww.nycgovparks.orgのPermits & Services > Special Eventsを参照のこと。
ニューヨーク植物園

会場はガーデン・テラス・ルーム、スナッフ・ミルのどちらか。スナッフ・ミルの場合出席人数70人以上のみ、金曜夜か日曜夜のみで、会場費400ドル+ケータリング(指定業者のみ利用可)1人120ドル~。専属ケータリング業者のアビゲイル・キルシュがウエディングの申し込み窓口。
TEL: 718-220-0300/www.abigailkirsch.com
ブルックリン植物園

参加人数50人までの小規模な屋外セレモニーのみについては、会場費350ドルでローズ・ガーデン、ジャパニーズ・ヒル&ポンド・ガーデンなどが利用可。園内のパーム・ハウスでは、参加人数100人以上の大規模なセレモニーとパーティーが同時に行える。費用は平日昼間の場合で、会場費2000ドル+ケータリング(指定業者のみ利用可)1人120ドル~。
www.bbg.org/vis2/weddings.html
www.palmhouse.com
セントラルパーク

ケータリングつきのパーティーは全園内で不可(ボートハウスでは可)。コンサバトリー・ガーデンでセレモニーのみを行う場合は、申請料400ドルを支払って許可証を取得する。写真撮影許可には100ドル追加。セレモニーは1時間まで、参加人数は100人まで、など細かい規制があるので、事前にチェックしよう。ザ・ポンド、チェリー・ヒル、シェイクスピア・ガーデンなどでセレモニーを行う場合は、許可証申請料25ドル。
www.centralparknyc.org/
activities/weddings


ナチュラルな木の指輪
高級ドレスも賢く再利用

婚約指輪、結婚指輪、式場で身につけるネックレスやイヤリング…ドレスと同じくらい気合いを入れたい、ウエディング回りのアクセサリー。地球に優しく、しかも一生に一度の日にふさわしいゴージャスなものはどこにあるのか?──前述のマガジン・エディター、ミーガンさんのおすすめは、「クリスティーン・J・ブラント」のジュエリーだ。

松からオリーブの木、ローズウッドなどありとあらゆる木と、アクアマリン、ターコイズ、ガーネットなどの半貴石・鉱石を組み合わせた指輪やペンダントは、すべてデザイナー、クリスティーン・ブラントさんの手作り。「自然な形を最大限に残したい」という思いから、石はカットしたり色をつけたりすることなく、天然の姿を大事にする。木も染めたりニスを塗ったりせずに何度もやすりで磨き、オイルをすりこんで本来の色や木目を引き出している。

日本人の母、ノルウェー人の父を持つクリスティーンさんは、日本、北欧、アメリカと住む場所を移りながらも、木でログハウスを造る仕事をしていた父、庭で野菜を育てたりコンポストを作ったりするのが好きだった母のもと、常に緑に触れながら育ったという。ブランドを立ち上げたのは2005年。木でも石でも全く同じものは二つとないので、毎回が新しいことへの挑戦だ。そういった自然の持つ面白さを楽しみつつ、「木の温かさが好きだから」と、あえて金属ではなく木を素材にジュエリー制作を続けている。

ブライダル・ラインには、透明なハーキマー・ダイヤモンドや、愛らしいピンクのローズ・クオーツなど、ウエディング定番色の素材を使った作品が並ぶ。だがこれらはあくまでサンプルで、基本的にはカスタムメイド・注文生産のみだ。カウンセリングとフィッティングを重ね、身につける人の好みや指にぴったり合わせて丁寧に作られる、文字通りワン・アンド・オンリーの指輪たち。大切な日を、自然のままの美しさで彩ってくれる。

一方忘れてはいけないのが、女の子の永遠の憧れ、ウエディングドレス。何度も着られるわけではないのに買うのはもったいないかも、でもせっかくだから貸衣装ではなくて自分のを着たい…リサイクル品のウエディングドレスを販売する「ブライダル・ガーデン」では、そんな花嫁のジレンマを解消してくれる。

そもそもこのブティックは、1998年、非営利の児童福祉団体「シェルタリング・アームズ・チルドレンズ・サービス」の活動資金を集めるために開かれたもの。展示されているドレスの98%は一般の店やデザイナーから回ってきたサンプル品やオーバーストック品で、それらを定価の50〜75%オフで販売している。かといって何シーズンも前の古いものではなく、まだ実際に店舗で販売されている今季の商品まであるとか。もちろん試着可能、サイズ調整もここで依頼できるので、お直し代(ほとんどの場合100ドル以下)を入れても、かなり割安だ。

しかも同店の利益は全て、先述の団体を通して子供のためのチャリティーに使われる。誰にも着られないままお払い箱になってしまうはずだったドレスをリサイクルできて、安く自分のドレスが購入できて、しかも寄付にもなる。三拍子そろったこのブティック、のぞいてみない手はない。



christine j. brandt
TEL: 614-323-0993
www.christinejbrandt.com
※石や木のサンプルは、ノリータにあるスタジオで見学可。デザイン決定のためのカウンセリング、フィッティングの時間も考慮して、品物が必要な日の最低でも3〜4週間前にコンタクトしよう。


Bridal Garden
54 W. 21st St., Suite 907 (bet. 5th & 6th Ave)
TEL: 212-252-0661 / www.bridalgarden.org
※ショールーム見学の際には、予約が必要。




「クリスティーン・J・ブラント」のブライダル・ラインの一つ、「IceTorch」。素材はクオーツとリグナムバイタ。自然をそのまま切り取ったような、インパクトのある大ぶりの指輪は3500ドル~。
ハーキマー・ダイヤモンドの透明さと、アフリカ黒檀の黒のコントラストが美しい「Desiree」。同じ素材でペンダントや花婿用の指輪を作ることもできる。
キュートな印象の「Chickadee」には、なめらかなタグア・ナッツと淡いピンクのミルキー・カルサイトが使われている。制作はクリスティーンさんが一人で行い、指輪一つに1週間をかけて丁寧に仕上げるという。

ショールームにはUlla-Maija、Melissa Sweet、Vera Wang、Amsale、Anne Bargeなど60ブランド以上、約400着のドレスを展示。サイズは2〜14まで、価格帯は595~2995ドル。ティアラやベールも扱っている。
※記載されている情報は変更されている場合があります。
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