ウエディング準備の最初の一歩、式場選び。公共の公園で式をすれば会場費も比較的安くすみ、広がる花や緑が場を彩ってくれるから、あえてたくさんデコレーションしなくてもOK。日中に行えば電気の節約にもなる。 なかでも前ページに登場してくれたエミリーさんが穴場的ロケーションとしてすすめるのは、マンハッタンはワシントン・ハイツのフォート・トライオン・パークだ。園内の小高い丘の上にある「リンデン・テラス」は、セレモニーに最適。事前に特別イベント許可証を取っておけば、申請料25ドルを支払うだけで会場費もかからない。 セレモニー後のパーティーは、なだらかな坂道を下って約1分のところにある園内のレストラン「ニュー・リーフ・カフェ」で。費用は参加人数、料理の内容などによるが、出席者が60人以下で火〜木曜日の日中に行う場合は、メイン・ダイニングの貸し切り5時間分の会場費と3コース前後のランチ、食事の際のワイン、1時間のオープン・バーすべて込みで1500ドルから(夜は2500ドル~、週末は5000ドル~)。お手頃価格で、緑の中のパーティーが楽しめる。ちなみにこのレストランは非営利で、収益金は運営団体のニューヨーク・リストレーション・プロジェクトを通じ、市内の公園に木を植えたり整備したりするために使われるのだ。 テーブルなどを飾る花も、環境のためにはオーガニックのものを使いたいところ。でも予算が気になる場合にはこんな方法も──エコ・フレンドリー・ウエディング専門のウエブマガジン、「ポルトバー・マガジン」(詳細は5ページ)のエディター、ミーガン・メイヤーズさんによると、市場でオーガニックの花をまとめて購入し、自分で飾ってしまうのも安く上げる一つの手だ。おすすめは、ロングアイランドの農場「ガーデン・オブ・イブ」の花。グリーンポイントのグリーン・マーケットなどで出張販売を行っており、オーガニックの花が、農場からまさに届いたばかりの新鮮な状態で購入できる。
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婚約指輪、結婚指輪、式場で身につけるネックレスやイヤリング…ドレスと同じくらい気合いを入れたい、ウエディング回りのアクセサリー。地球に優しく、しかも一生に一度の日にふさわしいゴージャスなものはどこにあるのか?──前述のマガジン・エディター、ミーガンさんのおすすめは、「クリスティーン・J・ブラント」のジュエリーだ。 松からオリーブの木、ローズウッドなどありとあらゆる木と、アクアマリン、ターコイズ、ガーネットなどの半貴石・鉱石を組み合わせた指輪やペンダントは、すべてデザイナー、クリスティーン・ブラントさんの手作り。「自然な形を最大限に残したい」という思いから、石はカットしたり色をつけたりすることなく、天然の姿を大事にする。木も染めたりニスを塗ったりせずに何度もやすりで磨き、オイルをすりこんで本来の色や木目を引き出している。 日本人の母、ノルウェー人の父を持つクリスティーンさんは、日本、北欧、アメリカと住む場所を移りながらも、木でログハウスを造る仕事をしていた父、庭で野菜を育てたりコンポストを作ったりするのが好きだった母のもと、常に緑に触れながら育ったという。ブランドを立ち上げたのは2005年。木でも石でも全く同じものは二つとないので、毎回が新しいことへの挑戦だ。そういった自然の持つ面白さを楽しみつつ、「木の温かさが好きだから」と、あえて金属ではなく木を素材にジュエリー制作を続けている。 ブライダル・ラインには、透明なハーキマー・ダイヤモンドや、愛らしいピンクのローズ・クオーツなど、ウエディング定番色の素材を使った作品が並ぶ。だがこれらはあくまでサンプルで、基本的にはカスタムメイド・注文生産のみだ。カウンセリングとフィッティングを重ね、身につける人の好みや指にぴったり合わせて丁寧に作られる、文字通りワン・アンド・オンリーの指輪たち。大切な日を、自然のままの美しさで彩ってくれる。 一方忘れてはいけないのが、女の子の永遠の憧れ、ウエディングドレス。何度も着られるわけではないのに買うのはもったいないかも、でもせっかくだから貸衣装ではなくて自分のを着たい…リサイクル品のウエディングドレスを販売する「ブライダル・ガーデン」では、そんな花嫁のジレンマを解消してくれる。 そもそもこのブティックは、1998年、非営利の児童福祉団体「シェルタリング・アームズ・チルドレンズ・サービス」の活動資金を集めるために開かれたもの。展示されているドレスの98%は一般の店やデザイナーから回ってきたサンプル品やオーバーストック品で、それらを定価の50〜75%オフで販売している。かといって何シーズンも前の古いものではなく、まだ実際に店舗で販売されている今季の商品まであるとか。もちろん試着可能、サイズ調整もここで依頼できるので、お直し代(ほとんどの場合100ドル以下)を入れても、かなり割安だ。 しかも同店の利益は全て、先述の団体を通して子供のためのチャリティーに使われる。誰にも着られないままお払い箱になってしまうはずだったドレスをリサイクルできて、安く自分のドレスが購入できて、しかも寄付にもなる。三拍子そろったこのブティック、のぞいてみない手はない。
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