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2007/05/11発行 ジャピオン掲載記事
 
”走り”は人生の潤滑油だ。

両手に溢れるメダルは、数々のマラソンレースを完走した証 69歳のマラソン・ランナー
比嘉良治
(ひがよしはる)さん

在米歴43年。本職はアーティスト(絵画、版画、写真、彫刻)。著書や写真集も多数出版。61歳のときに、自転車で米大陸を単独横断。その翌年から7年間、毎年マラソンを完走。67歳のとき、北欧からモロッコまでの自転車縦断にも成功している。ジョギングのことなら何でも相談に乗ってくれるとのこと。
連絡先: yhiga@earthlink.net
▲両手に溢れるメダルは、数々のマラソンレースを完走した証。 60代で“挑戦”することに目覚めた。写真はNYCマラソンの模様
60代で“挑戦”することに目覚めた。写真はNYCマラソンの模様。
60代で、フルマラソンに初挑戦!
「タダで健康、仲間が増える。
これこそが走りの醍醐味です」

NYCマラソンをはじめ数々のレースを7年連続で完走している比嘉良治(69歳)さん。ピンと張ったしなやかな筋肉の張りから、とても来年古希を迎えるなんて信じられない。「まだまだ上はいますよ。僕の仲間には、上は90代までいますからね」。

少年時代は虚弱体質

幼少時代は意外なことに虚弱体質児で、100メートル走で貧血を起こすほどだったという。そんな彼が、マラソンを始めたのは62歳の時。早春のある日、奥さんとセントラルパークを歩いているときにジョギングしている人を見かけ、自分も走りたい欲求に駆られた。それから即、NYCマラソンを運営するロードランナーズ・クラブ(NYRR)のランニング・クラスに入会。以後地道に走り続け、なんと同じ年の11月に開催されたNYCマラソンに初参加し、見事完走したのだ。「レース途中は何度も駄目かと思ったけど、沿道の応援に最後まで励まされました。終わった後にボランティアからもらった、普段は飲まないような砂糖入りのぬるいコーヒーが、格別においしく感じられましたね〜」。

ジョギングで医者いらず

以降、ニューヨークはもとより旅先でのマラソンレースにも参加している比嘉さん。現在は「グレーター・ニューヨーク」というランナーズ・チームに所属し、平日はダウンタウンの自宅周辺を走り、週末はセントラルパークでレースに参加と、走りがすっかり生活の一部になっている。何が彼をそんなに、走りへと駆り出すのだろうか? 「たくさん食べて飲めるのがいい(笑)。いくら食べても全然太らないし、健康で医者いらず。ストレスもなくなり、何事も前向きになれる。おまけにお金もかからない!ジョギングを通じて、異業種の友達もたくさんできましたよ」。

三日坊主にならないコツ

心身共にいいことずくめのジョギング。それでも、長く続けていると、たまには外に出るのが億劫に感じる日もあるはず。「確かにそういう時もあるし、どんなにトレーニングを積んでもレースは辛い。でも、走り終われば必ず気分がよくなる。だからやめられないんです」。

ところで、マラソンは〝早く走らないと恥ずかしい〟ような気がするが、それは違うらしい。「絶対に〝焦らない〟こと。体調がいいからといって走り過ぎたり、無理して早く走ったりするのは厳禁です。他人と競争する必要は全くないのです。なるべくゆっくり自分のペースで走りきること、そして続けること、これこそが大切なのです」。
※記載されている情報は変更されている場合があります。
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