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日本中央競馬会(JRA)
ニューヨーク駐在員
事務所所長
小玉剛資さん |
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| JRAでは、毎年11月の第4週に行われるジャパンカップに、海外から招待する馬をスカウトするために、世界各地に事務所を設置。ニューヨークには10年ほど前から事務所を構え、アメリカの馬の招聘活動にあたっている。 |
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アメリカの競馬はスポーツ感覚で!
まずは日米の競馬の違いを軽くおさらい。アメリカ競馬の魅力、そして今シーズンの見所などについて日本中央競馬会ニューヨーク駐在員事務所の小玉剛資さんに聞いた。
日本とアメリカの競馬の違いは?
── 賭け方や競馬場の雰囲気にはもちろん差がありますが、その根底にあるのは、アメリカでは日本よりも馬が身近な存在だということですね。馬を飼っている人も比較的多いですし、アメリカ人の中にはお金持ちになって牧場を持つという夢を持つ人が多いそうです。馬への思いが強いというんでしょうか、競馬でも日本では配当の良い馬に賭ける傾向にありますが、アメリカの人には「俺が勝つと思う馬に賭ける」という気概がありますね。
また、日本では競馬ブームに乗って、若い女性ファンや学生ファンも増えましたが、依然としてギャンブルのイメージは強いんです。一方、アメリカでは競馬をひとつのスポーツとして見ているようです。アメフトやバスケットなどと一緒の感覚なので、競馬場でも家族連れをたくさん見かけます。
NY近郊のおすすめの競馬場は?
── 気軽に行けるのはマンハッタンからもアクセスの良いアケダクト競馬場でしょう。10月終わりから4月終わりまでオープンしていて、いわゆる競馬好きが集まるところです。日本で言うと地方競馬といった感じでしょうか。
それから、ベルモント競馬場。スタンドはアメリカ最大級で、馬場も広い。競走場の王道のようなところです。三冠競走の会場のひとつで、今年は6月9日にレースがあります。これは見逃せません。
そして私が一番おすすめするのは、アップステートのサラトガ競馬場です。古くからあるリゾート競馬場なので、建物も古めかしいのですが、木造の屋根でファンが回っていたりして、とても雰囲気があります。ドレスアップした上流階級の人たちも集まってきます。
場外馬券売り場(OTB:Off Track Betting)も日本と違いますか。
── 一般的なOTBはアメリカの方が小さいんですよ。窓口の数は5、6個ですし、30人も入ればいっぱいいっぱいというところでしょう。でも、アメリカ各地で行われているレースをはじめ、オーストラリアやイギリスなどのレースにも賭けられますし、2階のレストラン・スペースやラウンジなら落ち着いて賭けができます。部屋の四隅には必ずガードマンがいますから、安全です。
小玉さんの今年のおすすめ ニューヨーク近郊の競馬イベント
6月9日 ベルモント・ステークス
(ベルモント競馬場)
5月5日のケンタッキー・ダービー、5月19日のプリークネス・ステークスに続く三冠競走の最後のレース。小玉さんによると、今年は本命馬がおらず混戦模様なので、かえってレースは盛り上がりそうだとか。
8月6、7日 サラトガ競馬場隣で行われる馬のオークション
(サラトガ競馬場)
アメリカでも有数の1歳馬のオークション。セレブリティーがたくさん集まり、〝せり〟には参加せずとも、見ごたえ十分。
8月25日 トラヴァース・ステークス
(サラトガ競馬場)
1864年に始まったアメリカで最も歴史あるレースのひとつ。賞金100万ドルをかけて、その年最高の3歳馬が競う。
10月26日 ブリーダーズ・カップ
(モンマス競馬場)
世界チャンピオンを決める最もハイレベルなレース。毎年全国の競馬場が持ち回りで開催しているが、今年はニュージャージー州のモンマスパーク競馬場が会場となる。今年を見逃すとあと4、5年は近郊で見ることができないので、この機会に見ておくべし。 |
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