
▲大衆居酒屋ケンカの名物「カエルのから揚げ」(8ドル)。串刺
しの姿揚げスタイルが迫力で人気。
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ゆで卵の中から小さなアヒルのヒナが…
Balot 1ドル50セント |
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これを喰わぬは男の恥だ!
ヒナ入りゆで卵 |
世の中には何を好き好んでこんなものを食べるのかと思うような奇想天外な食がある。孵化寸前のアヒルの卵を丸ごと茹でたフィリピンの珍味「バロット」もその代表格だ。かなりのレア物で、さすがのニューヨークでもこれを出す店はイーストビレッジの「エルヴィーズ」などわずか。ここでもカナダの農場から取り寄せているため、入荷は不定期ときている。在米フィリピン人は「食べられるだけでも幸運」と、まるでマツタケのように珍重しているというが、はっきり言って恐い…。
店員のアリスさんに食べ方の手ほどきを受けた。まずは卵のお尻の方の殻を少し割って穴をあける。そこから汁を吸う。「この汁が絶品。こぼしたりしたらバチが当たるよ」。汁を吸い尽くしたところで殻をむいてあとはしゃぶりつくように一気に食べる。受精した卵は栄養のかたまり。フィリピンではバロットは精力剤とされ、日が落ちてからでないと食べてはいけないそうだ。「あんた男なら一口で食べなきゃ」とアリスさん。ビジュアルがかなりえぐいので、確かに「一気」の方が心理的には楽だ。
小心者の取材者は、少しずついただいた。まず汁は生ぬるくきな粉のような粉っぽいフレーバー。続いて、中身の3分の1を占める「黄身」は鶏の卵黄と似ているので、卵好きなら何とかクリアできる。クライマックスはその黄身の裏に隠れているアヒル胎児の肉部分。未成熟なので柔らかく、肉とも卵ともつかぬ食感だ。既に小骨も形成されているが、深くは考えずにバリバリ食べる。臓物料理を思わせる高たんぱく高カロリーがいやおうなく口内を圧倒する。
「確かにこれは元気が出るタマゴだね」とアリスさんに振ると、「1日2個が限度。それ以上食べると血圧上がるから。でも今夜は楽しいよ」とわけのわからぬコメント。もちろん、男性だけでなく、女性のスタミナ補給にもおすすめ。
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| 普通のゆで卵とつい間違えそうな陳列ぶり。 |
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▲食べ方指南:店員のアリスさん
①まずは汁を堪能する。
②あとはしゃぶりついて一気に食べるのが、フィリピンの男流。 |
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Elvie’s turo-turo
214 1st Ave.
(at 13th St)
TEL: 212-473-7785 |
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