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Profile
湯本 将仁
1993年ニューヨーク生まれの13歳。入団が決まったNYレッドブルズは全米を代表する名門クラブ。選び抜かれた80人の中から、さらに7週間のテストのあと合格した。通称は「マック」。実はピアノも得意。 |
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ポスト中田はアメリカにいた |
最近こちらでも人気のサッカー。その世界で活躍するスーパーキッドがいる。湯本将仁君(13)は先週、名門プロサッカーチーム・NYレッドブルズのジュニアチーム入団テストに見事合格した。
将仁君が兄と一緒にサッカーを始めたのは5歳のとき。最初からサッカー選手に憧れていたわけではなかった。8歳で本格的にレオ・サカイコーチのレッスンを受け始めたころから面白くなり、11歳で地元の名門FCウエストチェスターに入団。12歳でニューヨーク州の代表選手に選出される。
飛び抜けたシュート力とスピードには定評がある。笑顔が子供らしい将仁君だが、グラウンドに入るとストライカーの顔になる。身長160センチの彼が180センチ以上のディフェンダーをかわして鮮やかにシュートを決める。将仁君の武器は右足のボレーで、特にロングシュートが得意だ。負けていた試合で、20ヤードのロングシュートを決めて試合をひっくり返したこともある。
「人より上に行きたければ、人がやっていないときにも練習をしなさい」という父の教えに従い、日々の練習は欠かさない。チーム練習は週3回、毎週日曜日が試合だが、将仁君は放課後毎日練習をしている。「練習は大好きです。練習をすると今までできなかったことができるようになるので、楽しくてしかたありません」。
昨年2月に左手首を骨折。手術は夜中の12時だったが、翌日のチーム練習にはギブスをして参加。完治までの3カ月、必ずチーム練習に参加し、個人練習もした。練習には父親の吉仁さんが送り迎えをしている。「両親が僕のためにこれだけの時間を使ってくれているので、練習には力が入ります」と将仁君。
机の前には尊敬するスティーブン・ジェラルド選手(リバプールのキャプテン)のポスターが貼られていた。夢はずばり、「プロのサッカー選手。イギリスのリバブールでサッカーをしたい」。
●父 湯本 吉仁さん
毎週日曜日に行われる試合は、必ず家族揃って観戦する湯本一家。「子供たちが成長する姿を見るのは本当に楽しいです。土日のゴルフも断っています」と父親の吉仁さんは目を細める。練習や試合の送り迎えに熱心な吉仁さんは、さぞサッカーに詳しい「星一徹」?と思いきや、意外にも子供の影響でサッカーを学び始めたのだという。「チームメートの親の中には、ワールドカップに出場した人や元プロサッカー選手もいます。サッカーに関係ないのはうちぐらい」。
ほとんどの親は、子供を練習場に降ろすと帰って行くが、吉仁さんはその場に残り、練習を見て勉強した。今では子供たちの様子を見て、何が欠けているのか、指摘できるまでになった。週3回、グラウンドに連れて行く車の中では、練習の課題やイメージ、帰りの車の中では、目標が達成されたかどうかを話し合う。帰宅は夜の9時を過ぎる。
湯本家では親が子供たちに「何をやれ」とは言わない方針だ。ただし子供が好きなことはどんどんやらせる。「子供が自らやると言ったことはできる限りサポートします」。
将仁君は、真冬に汗をかいた髪が凍っても、黙々と練習をし、少ない自由時間はテレビで世界中のサッカーの試合を見て研究、家でもサッカーボールは離さない。そんな息子を見守る吉仁さんは、昨年のクリスマスに息子の好きなサッカー選手の自伝を贈った。「一流のプロ選手でも、若い頃にけがや挫折をして苦労している。壁にぶち当たることもあるのだということを学んでほしい」という気持ちを込めて。
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