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おふくろのコツ
スペアリブを油で焼いてから、同じ鍋で大根も焼く。このため大根は面取りが不要になり、味も香ばしくなる。後は出汁を加え、ショウガやネギなどと共に熱の伝わりやすい多重構造の鍋で40〜50分煮込む。 |
ジャピオン・スペシャル!
「ちよの」では通常「今日のおすすめ」として時々出しているこの料理を、今回は特別に、3月9日(金)まで毎日提供してくれる。 |
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思わず「ただいま」と言ってしまいそうな温かい雰囲気の店内で、懐かしさをそそる数々の家庭料理を提供する「ちよの」のオーナーシェフ、村野千代乃さん。「おふくろの味」のエキスパートともいえる村野さん自身のおふくろの料理は、「大根とスペアリブ」だという。
同店でも出しているこのメニュー、大根とスペアリブを焼いてから、鍋でじっくり煮込んだもの。村野さんのお母さんは、スペアリブではなく鶏の手羽先でよく作ってくれたという。長い時間煮込むから、次の日の朝になると冷えてとろりと煮こごりができていたそうだ。
スペアリブを使った村野さんバージョンは、味が染みこんで飴色になった大根と、口に入れると溶けてしまうほど柔らかい肉が絶妙な相性の一品。ショウガとネギの香りにピリッと唐辛子がきいて、思わず箸が進む。寒い冬にもぴったりだ。
福島県の農家に生まれ育った村野さん、「大家族に女の子ひとりだったので、小さい頃から料理を手伝うのは当たり前でしたね」と話す。農業の繁忙期には、おばあさんや親戚のおばさんたちと一緒に、おにぎりや味噌汁を作り、田んぼのあぜ道に運んで、家族みんなでピクニックのようにして食べた。
大根や白菜などの野菜類はたいてい実家で作っていて、夕食の準備中にお母さんから「(畑から)ネギとってきて!」などと頼まれることもよくあったとか。お母さんの作る料理では、煮物が一番好きだった。里芋の皮むきを自分も手伝ったお節料理の筑前煮や、週末に作ってもらったおでんなどを懐かしく思い出すという。村野さんが作り出す家庭的な味には、こういった子供の頃の記憶が生きているのかもしれない。
実家のお母さんは今でも庭になった梅で自ら梅干しを作り、それを村野さんに送ってくれるという。それを使った「レンコンの梅和え」や、スペシャル・ライスとして出している「梅ご飯」は、「ちよの」で食べられるまさに直送の母の味。村野さん自身、かぶやキュウリなどのぬか漬けも自分で作っているとのこと。「お客さまがおいしいと言って喜んでくれるのだけが励みです」と語る村野さん。今日もお母さんの、そして自分自身の作り出す「おふくろの味」を、ニューヨークで出し続けている。
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村野千代乃さん
「ちよの」オーナーシェフ。アートを学ぶために来米、料理が得意だったことから弁当のケータリングを始め、2005年にレストランを開店。祖母、母の味をルーツに、サバの味噌煮や豚の角煮、チキンクリーム・コロッケなど、ベーシックな家庭料理を提供する。
Chiyono
328 E. 6th St.
(bet. 1st & 2nd Ave)
TEL: 212-673-3984 |
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