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村山になさん
日本で美術館、博物館のディスプレー会社に勤務し、美濃和紙博物館の展示などを手がけ田後、渡米。ニューヨーク市立大学博士課程で戦後アメリカ美術史を研究しながら、イサムノグチ庭園美術館で、エデュケーター、アシスタント・キュレーターを務める。 |
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Isamu Noguchi Garden Museum
32-37 Vernon Blvd.
Long Island City, NY 11106
TEL: 718-204-7088
水〜金: 午前10時-午後5時、
土日: 午前11時-午後6時
大人10ドル、シニア5ドル
www.noguchi.org
※毎月第2日曜日午後2時より、日本語のツアーあり。 |
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日常の延長線のように
気軽にミュージアムを楽しむ
アートを展示する場所というより、一種のアメニティーともいえるミュージアム。イサムノグチ庭園美術館のアシスタント・キュレーターとして活躍する村山になさんに、ミュージアムをもっと楽しむ方法について聞いた。
ミュージアムを楽しむアイデアを教えてください。
──行き慣れていない人は、まず社交の場として利用しては。美術館では、コンサートやパーティーも開かれています。カフェがおいしい所もありますよ。ノイエ・ギャラリー内のカフェ・サバスキーや、ホイットニー美術館にはサラベス・キッチンも入っています。気軽に立ち寄るクセをつけるのがいいと思います。私も、いつも長居しないんですよ、疲れちゃうので(笑)。初めて行って3時間見て回ったら、次に行くのがしんどくなりますよね。建築を楽しむなら、チケットがなくても入れるロビーを見るだけでもいいですよ。
ガイドブックに載っている作品を確認しに行くだけじゃ、ちょっと寂しい。何度か通って、自分に語りかけてくるようなお気に入りの作品を見つけてはどうでしょうか。私は専門家なので、個人的な好き嫌いを公表できないんですが(笑)、心の中には、そういったお気に入りの場所や作品があります。
それから、一人になりたい時、美術館は公園よりも安全。静かなお気に入りのスポットを見つけてぼーっとするのもいいですね。
例えば、イサムノグチ庭園美術館はどう観たらいいでしょうか。
──庭は四季折々の美しさがありますから、1年に何度か訪れてほしいですね。ノグチの好きだったモクレンの花の見頃もいいですし、秋の紅葉もキレイです。展示品が柵で囲われていないので、接しやすいと思います。ピンク色の大理石でできた母性的な作品があるんですが、男の人はみんな触りたくなるそうですよ(笑)。それからノグチの意思で、作品にはタイトルや説明書きが掲示されていません。来館者一人ひとりが作品と直接対話して、何かを感じ取ってほしいですね。
村山さんの気に入りの美術館は?
──まずは、フリック・コレクション。実業家ヘンリー・フリックの邸宅をそのまま美術館にしていますから、生活空間の中に作品が溶け込んでいるのがステキです。フリックのお客さんとしてそこにいるような気分にもなれますし、展示品もすべて一級品なので、見に行く度に感動するし、春になると庭園もキレイですね。
もう一つはディア・ビーコン。マンハッタンから、イーストリバー沿いを電車に揺られて行くので、そこにたどり着くまでがまずピクニックみたいで楽しい。ナビスコの包装工場を改装した建物で、だだっ広くてサイバーっぽい不思議な空間なんです。展示品もすごく大きい。非日常空間へのちょっとした小旅行になりますね。
イサムノグチ庭園美術館もそうですが、作品が空間に溶け込んで、空間まるごと楽しめる。そんな美術館が私は好きです。
村山さんのお気に入りミュージアム
■The Frick Collection
1 E. 70th St. (at 5th Ave)
TEL: 212-288-0700 www.frick.org
■Dia: Beacon Riggio Galleries
3 Beekman St., Beacon, NY 12508
TEL: 845-440-0100
www.diabeacon.org
グランドセントラル駅からメトロノースに乗りBeacon駅で下車。所要時間約1時間30分。電車は1時間間隔で運行。 |
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