ピザづくりの極意を学ぼう
ピザ攻略の道は、ピザづくりの名人から学ぼう、ということで、有名店「サリバンストリート・ベーカリー」のオーナー、ジム・ラヘイさん自らが教えるピザ・クラスに、ジャピオン編集部が突撃参加した。
この日のクラスには、母親に連れられた10代の若者から70歳くらいの老夫婦まで、幅広い年齢層の参加者が25人ほど。実際、ジムさんの作るパンが大好きだからという理由で参加している人が多かった。確かに、岩塩とオリーブオイルのみで味付けされた「ピッツア・ビアンカ」など、サリバンのピザには定評がある。いやがうえにも期待が高まるというもの。
厨房に入り、材料をピックアップしたら、生地作り開始だ。小麦粉とインスタント・イースト菌、塩をボウルに入れて混ぜ、そこにぬるま湯を少しずつ混ぜ入れていく。ダマが多少残っていてもいいので、手早くこねるのがポイント。「生地づくりはイースト菌の働きにまかせて」とジムさん。小麦粉を始めとする材料も「別に特別なものでなくてもいいんだよ」とのこと。
生地を1時間半ほど寝かせている間に、ジムさんはピザやフォカッチャ作りを実演、次々と焼きたてのおいしいピザを参加者にふるまってくれる。千切り芽キャベツのピザといった変りだねを始め、合計10枚ほど。これといった細かいレシピはなく、参加者と一緒に「次は何をのせようか?オレガノ?でも、パンチェッタとあうかな?」と、いたって気楽だ。なるほど、ピザの極意って「なんでもあり」ってところにあるのかも、と勝手に納得。
仕込んでおいた生地が膨らんだら、ピザ作りもいよいよ佳境へ。四苦八苦しつつも生地を拳の上で回しながら伸ばしたら、具を思い思いにのせる。創造性が試される瞬間だ。ピザづくり気分が最高長に達したのも束の間、オーブンに入れたときに生地に大穴が開いてしまった。滑りを良くするための小麦粉とウイート・ブラン(小麦ふすま)をへらの上に十分撒いていなかった上に、生地の真ん中が薄くなりすぎていたこと、具をのせすぎたことが原因、とジムさん。要するに欲張りすぎたってことか、トホホ…。
3時間があっという間に過ぎ、試食で膨れた腹と自作ピザを抱えて帰路につく頃には、参加者全員に「ピザの極意」に一歩近づいたという満足感が漂っていたのだった。 |