

今年こそ家族でキャンプに行ってみたいというジャピオン読者を代表し、キャンプの達人山口俊一さんに初心者向け「キャンプの心得」について聞いた。
「キャンプ地に着いたら、お父さんはテントを張って、お母さんは料理して、子供たちはスモア(マシュマロ焼き)用のスティック探し。家族全員一緒に楽しめるキャンプは楽しいですよね」
山口俊一さんは、高校生の時にはすでに、北アルプスなど日本の山々を登っていたというキャンプ歴30年の達人!アメリカに来てからも、趣味の釣りを兼ねてキャンプに度々行くという。キャンプ地選びはもちろん釣りができるというのが前提だが、家族と一緒に行くため色々こだわりも。
「まず、シャワーやトイレ、水場などの設備がしっかりした所。あとは、車がキャンプサイトのすぐ近くに停められる所ですね。1人で山登りに行くのとは違って、家族で快適に楽しむには色々な道具を持っていきますから、担いで歩かなくちゃいけないようなところはキツイ。あとはサイトが一つひとつ木で区切られていて、プライバシーがある所が必須かな」
また、色々準備が面倒だと、しり込みしてしまいがちな人たちにこんなアドバイスも。
「野菜は事前に切ってジップロックに入れて持っていく。お皿は紙皿を使えば、使用後は燃やせるから楽ですね。オーブン型のコンロもおすすめ。肉や野菜、好きな調味料でホイル焼きにすれば、洗い物なしで済みます。また、豚肉を保存力のある味噌に漬けて持っていくと、残りの味噌で味噌汁も作れますよ。これ、山男の秘伝の術です(笑)」
工夫次第で、思ったより気軽にできそう。いざキャンプへゴー!

山口俊一さん

テント

寝袋と下敷きマット
達人山口さんのおすすめキャンプ・リストの中でも、イチオシのキャンプサイトが、リトル・ポンドだ。お湯の出るシャワーや〝流せる〟トイレなどしっかりした水まわりの施設や、木で囲まれてプライバシーが守られたキャンプサイトが、特に子供連れの家族に最適。
おすすめの理由はそれだけではない。湖にはライフガードもいるビーチやボート、カヌーのレンタルなど、アクティビティーがいっぱい。特に、水辺のキャンプサイトをおさえれば、ボートを滞在中借りてテントのすぐそばに泊めておくこともできるのだ。
また、競争率はかなり高いものの、対岸には歩きかボートでしかアクセスできないリモート・サイトも8つあり、日頃の喧噪から完全に逃れてカントリー・ライフを満喫したい人にうってつけだ。キャンプサイトの周辺には、キャッツキルの自然を満喫できるハイキングコースも豊富。湖の周りを巡るループ型のハイキングコースを早朝に散歩しながら、ビーバーの巣などを観察するのも楽しい。また、ビーバーキルというフライフィッシングのメッカもある。
海に囲まれた自然の聖域
ロングアイランドの東北部に浮かぶ島、ファイアーアイランド。船のみでしかアクセスできない島内は、道路もないため車も走っていないという究極のゲートウエーだ。主な運搬手段は手引きカートという安全な環境は、子供連れにはうれしい。
そんな島の最北端、ウオッチヒル自然保護区にあるキャンプサイトが大人気なのも納得。エメラルドグリーンの海と白い浜辺のすぐ背後に広がる緑のサンクチュアリがそのままキャンプ場になっている。浜辺とキャンプサイトの間にあるシャワー/水まわり施設は清潔で広いうえ、一つひとつが木で囲まれたキャンプサイトには、備え付けのグリルもついている。
アクティビティは海水浴だけではない。木製の小道を辿ってのハイキングもおすすめだ。背の低い木々の間を歩いていると、海から心地よい潮風が吹いてくる。運が良ければシカの親子が時折目の前を横切ることも。また、船着き場とキャンプサイトとの間にオープンスペースのバーもある。全て歩いていける距離なのでぐるぐる回って探検気分を楽しもう。

Little Pond

Watch Hill

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