2018/09/14発行 ジャピオン984号掲載記事

特別インタビュー
セレブ御用達ネイルアーティスト
NYで初のアート個展開催

ブリトニー・トーキョー

ハリウッドを拠点に活躍する日本人ネイルアーティスト、ブリトニー・トーキョーさんが、自身初の個展をニューヨークで開催。アメリカのファッションシーンをけん引するセレブたちのネイルアートを手掛け、今やアメリカのファッションシーンを代表する一人になったブリトニーさんに、今回は自身の仕事や個展に関する思いを聞いた。

きっかけはSNS

「運だけでここまできたようなものです」

ブリトニー・トーキョーさんは、そう屈託なく笑った。来米は2005年。日本式のネイルアートはまだ当地に普及していなかった時代だ。それが今や、アリアナ・グランデやキム・カーダシアン、リタ・オラなどの名だたるセレブを顧客に抱える、売れっ子ネイルアーティストだ。

「私がインスタグラムで自分の作品をアップロードしているのを見て、セレブが声を掛けてくれたんです。そして、完成したネイルアートを彼女がSNSにアップしたら、それが一気に注目を浴びて、ファッションになった」とブリトニーさん。「ちょうどSNSが注目を集め始めた時代ですから、タイミングが良かったんですよね」。

特に得意なのは立体アート。彼女のインスタグラムページには、ポップでかわいいデザインを中心に、ネイルの写真がずらりと並ぶ。

成功に「エゴ」はいらない

長くて1日18時間働くというブリトニーさんは、雑誌の撮影やファッションウイークなどのブランドの発表会などでも活躍する。

彼女の武器の一つが、クライアントの要望に応えられる柔軟性だ。

「日本式ネイルを勉強している人は『キレイに細かく』ということに固執しがちですが、セレブにはそんな時間がありません。私は早いときはネイル1本を2分で仕上げる、スピードを身に付けました」

ただし「闘争心やジェラシーばかりだと誰も助けてくれない。ハリウッドはそういう街」と、いつでもマイペースに仕事を楽しむことを忘れない。

モノづくりへの情熱

実は、アメリカで暮らすことは目標であったものの、ネイルアーティストにはあくまでなりゆきでなったそうだ。

「モノを作ったり、描くのが好き。昔からアーティストとして生きたいと思っていました」

そして今回、ネイルアーティストのブリトニー・トーキョーから、「アーティスト」のブリトニー・トーキョーに「脱皮」したのだと語る。

今回の個展では、このために制作した約9点を展示。ミクスドメディアを中心に、自身が幼少期から好んでモチーフとするキノコや、ポップで明るい色彩を取り入れた。表現方法が異なるだけで、スタンスはネイルアートと変わらない。

「ネイルアートはビューティーの一部に捉えられがちですが、それを超えた自己表現の手段であり、『アート』であることを知ってほしいです」

「普通の女の子」の可能性

開催地のニューヨークは、本格的にネイルアーティストとして活動し始めて、最初に仕事の声が掛かった場所。「アメリカでのブリトニー・トーキョーを生んでくれた街だと思っています」とブリトニーさん。

「私のように、普通の女の子が学生としてやって来ても、やりたいことをやっていれば夢が叶う場所だということを、この個展で伝えたい。ネイルに興味がない人にも来ていただければと思います」

昨年、インスタグラムの影響力を評価されて「アメリカ・インフルエンサー・アワード」を受賞したブリトニーさん。「これからも自分の感性・感覚を信じて、その時代に合ったものを作っていきたいです」とにっこり。ブリトニーさんのアートへの情熱は、指先からまだまだ広がりを見せそうだ。

Britney TOKYO
Art Show in NY
9月14日(金)〜16日(日)
オープニングレセプション:
14日午後6時〜9時
plus 81 gallery New York
167 Elizabeth St.
www.plus81.com
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ブリトニー・トーキョー■ネイルアーティスト。日本のネイルスクールを経て2005年に来米。以降、ハリウッドを中心に、雑誌やファッションショー、また個人向けのネイルアートを手掛けている。昨年、日本人で初めて、アメリカ・インフルエンサー・アワードのネイルアーティスト部門を受賞。www.britneytokyo.com

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NYジャピオン 1分動画


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