2018/03/02発行 ジャピオン956号掲載記事

スペシャリストに聞く

①海外で安全に生活する

今月のテーマ:在NY日本国総領事館

文化、習慣、法律も違う海外で暮らす上で頼りになるのはスペシャリスト。日常生活を送る上で必要となる、また気になるテーマについて、さまざまなジャンルのスペシャリストたちに話を聞く。


領事館の役割や提供する各種サービスについて話を聞く。海外で安全に生活するための情報の入手方法や、身を守るために日頃から注意しておくべきことなどについて、最新情報を確認しよう。



海外で日常生活を安全に送るための基本は?

 皆さんのご自宅を管轄する警察署の場所や、救急外来を受け付ける医療機関の連絡先を確認しましょう。 予期せず事件や事故に巻き込まれてしまうなど、緊急事態に遭遇した場合にどこに助けを求めればよいか、どこに逃げればよいかなど、常日頃から考えておくことが大切です。
 当館ホームページの「ニューヨーク安全マニュアル」(www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/j5/index.html)には、最近の犯罪傾向やテロなどの緊急事態に対する基本的な心構えなども掲載していますので、プリントアウトして手元に置いておきましょう。



万が一事件や事故に巻き込まれてしまった場合の連絡先は?

 緊急連絡先(警察・消防・救急車)は「911」番です。



犯罪やテロなどから身を守るための基本は?

 自分の身は自分で守ることが基本です。テロも含め、犯罪から身を守るための注意事項は次の通りです。

①危険な場所に近付かない

 凶悪事件が多発しているとされる場所には近付かないようにしてください。

 深夜から早朝にかけての時間帯は、普段は犯罪が発生しない場所でも人通りが少なくなり、犯罪が発生しやすい環境となります。この時間帯は可能な限り外出を避け、また一人で行動しないようにしましょう。

②街の中では避難場所を確認する

 日頃から人混みやテロリストが狙いそうな場所をなるべく避けるようにし、デパートやレストランなどでは常に出口や避難場所を確認することを習慣づけてください。

③不審者に気を付ける

 不審者は警戒している人には近付くことをためらう傾向があります。周囲の不審者や不審物に注意を払うようにしましょう。

④万が一の連絡先を確保する

 自分の居場所を家族や信頼の置ける人達に知らせておきましょう。また、スマートフォンなどを過信せず、壊れたり紛失した場合に備え、電話番号などは他にも控えておくことをおすすめします。



犯罪やテロなどに対する情報を集めるには?

 お住まいの自治体や米国政府、警察発表や報道などで入手できる他、外務省の「海外安全ホームページ」でも安全に関する情報を提供しています。また、当館では、大規模な事件、事故が発生したり、大規模なイベントを控えている場合には、在留届提出者や「たびレジ」登録者への一斉メールやホームページで安全対策情報の提供や注意を呼び掛けています。



総領事館が行っている安全対策は?

 当館では邦人の方が被害に遭った犯罪の実例情報、警察などの当局が注意を呼び掛けている犯罪などの情報、テロに関する情報などを、安全対策情報としてホームページや一斉メールで在留邦人の皆さまに提供しています。一斉メールは在留届を提出している方(メールアドレス登録のある方)、「たびレジ」に登録している方にはもれなく配信しています。3カ月以上在留していてまだ在留届けを提出していない方は、ぜひご提出ください。

 また、当地日系団体、日系メディア、旅行業界などの関係者が参加して開催される「海外安全対策連絡協議会」では、テロ対策の専門家を日本から招いて安全対策セミナーを実施した他、当地在留邦人の皆さまを対象とした安全対策懇話会では、当地における一般犯罪やテロへの対策について当館関係者による講義を行うなどの活動を行っています。



SPECIALIST

石塚勇人さん

在ニューヨーク日本国総領事館領事部長。アテネ(ギリシャ)、ベルリン(ドイツ)、ニューデリー(インド)の各日本国大使館で領事班長を歴任。外務本省では主に開発途上国への開発協力業務に従事。2015年12月より現職。

在ニューヨーク日本国総領事館

TEL
212-371-8222
WEB
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp
MAP
299 Park Ave., 18th Fl. (bet. 48th & 49th Sts.)

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