2017/08/18発行 ジャピオン929号掲載記事

スペシャリストに聞く

③セキュアードカード

今月のテーマ:クレジットカード

文化、習慣、法律も違う海外で暮らす上で頼りになるのはスペシャリスト。日常生活を送る上で必要となる、また気になるテーマについて、さまざまなジャンルのスペシャリストたちに話を聞く。


一般的なクレジットカードの申し込みの他、来米から間もないなどの理由で、クレジットヒストリーがない人のために銀行などが発行するセキュアーカードについて聞いた。



一般的なクレジットカードの申し込み方法について教えてください。

 クレジットカードの申し込みは、最近ではオンラインで行うのが主流です。また、銀行口座を開設するときに勧められて作る場合もあります。

 クレジットヒストリーがすでにあり、一定のスコアになると、各クレジットカード会社からダイレクトメールでオファーが送られてくるようになるので、それで申し込むこともできます。



一般的なクレジットカードを申し込む際の条件は?

 アメリカでクレジットカードを申し込むには、アメリカ国内に居住していることが条件で、名前、住所、ソーシャルセキュリティー番号が必要となります。また、申し込む際に、申請者の属性情報(勤務先など)、収入や支出のバランス、家賃などを尋ねられます。この他に運転免許証などの身分証明書の提示を求められる場合もあります。これはアメリカではクレジットカードを作るためにクレジットヒストリーが必要となるからです。たとえ日本でクレジットカードを持っていても、アメリカでのヒストリーには反映されないためです。



来米間もない人でも作れるクレジットカードはありますか?

 クレジットヒストリーがない人は、「セキュアードカード」の他に、当社の「プレミオカード」、および「プレミオプラスカード」のように、日本から来られた方を対象にしたカードを作成するといいと思います。

 セキュアードカードは、クレジットヒストリーがない人のために、アメリカの銀行が担保(デポジット)を取って発行するカードです。例えばカードを申し込む際に500ドルを担保として銀行に預けることで、500ドルの枠でカードを発行するというものです。もし、カードで使った金額を返済できない場合は、銀行に預けた500ドルは返済に当てられます。セキュアードカードで返済をきちんと行っていると、銀行が一般的なクレジットカードに切り替えてくれます。

 当社の「プレミオプラスカード」は、アメリカに来たばかりで、まだソーシャルセキュリティー番号やクレジットヒストリーをお持ちでない方を対象としています。日本の信用情報をある程度知ることができ、与信で発行するため担保は必要ありません。アメリカに来たばかりで、何かとお金が必要な場合に便利なカードです。

 個々の状況によってパスポートなど、前記した一般的なクレジットカードの申し込みに必要な書類以外の書類の提出をお願いする場合もあります。



セキュアードカードを使用する際の注意点は?

 担保を取っているとはいえ、クレジットスコアのない人に発行するセキュアードカードは銀行にとってはリスクになるので、一般的にAPR(年利率/Annual Percentage of Rate)が非常に高いという特徴があります。一括返済できずに残高が残ってしまった場合、未払い残高に対する利子が非常に高くなってしまうので、使用に際しては十分な注意が必要です。

 クレジットスコアが出るようになると、クレジットカードのオファーのダイレクトメールが送られてくるようになりますが、APRや各種手数料が高いことが多いですから、それらをよくチェックしてから申し込むようにしてください。

〈おことわり〉
 当社は、記事内容に関して一切の責任を負いかねます。詳細は各専門家にご相談ください。



SPECIALIST

今村由梨さん

プレステージ・インターナショナル社アカウントエグゼクティブ。愛知県出身。2003年に来米。カリフォルニア州立大学を卒業後、貿易会社勤務を経て、プレステージ・インターナショナルUSAに入社。

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