2016/10/07発行 ジャピオン885号掲載記事

スペシャリストに聞く

永住権抽選プログラム(DV-2018)

今月のテーマ:永住権

文化、習慣、法律も違う海外で暮らす上で頼りになるのはスペシャリスト。日常生活を送る上で必要となる、また気になるテーマについて、さまざまなジャンルのスペシャリストたちに話を聞く。

今年も、10月4日から2018年の「永住権抽選プログラム」の受付が開始された。応募の手続きに従って、記入漏れや記入ミスがないようにフォームに記入し、受付番号は発表まで大事に保管しよう。


「永住権抽選プログラム」とは?

 「永住権抽選プログラム」とは、米国への移民が少ない国からの移民を増やすことを目的とした移民多様化プログラム(DiversityImmigrant Visa Program)で、「DVロッタリー」とも呼ばれています。毎年米国国務省が実施しており、今年も「DV—2018」が発表されました。このプログラムによって、2018年も5万人に永住権が発給される予定です。


このプログラムの目的は何ですか?

 米国への移民を促進することが目的です。ただし、どの国の国民でもこのプログラムに応募できるわけではありません。過去5年間で移民数(永住権取得者数)が少ない国に、優先的に人数が割り当てられます。


日本人も応募できますか?

 日本はこのプログラムの対象国となっているので、日本人はこのプログラムに応募することができます。


応募要項について教えてください。

 今年の応募受付期間は、東部標準時間の2016年10月4日(火)正午から11月7日(月)正午までです。この期間中に、国務省のウェブサイト(www.dvlottery.state.gov/esc)から、1人1回のみ応募することができます。応募申請は無料。資格は次の通りです。

【出生国】
 応募者本人、応募者の配偶者または親が対象国で生まれている。

【学歴・職歴】
 高校卒業か、それと同等の資格を有している。あるいは、過去5年間に2年以上の職業研修を必要とする職業に従事したことがある。

【写真】
 6カ月以内に撮影したデジタル写真。サイズはパスポートサイズ(600×600ピクセル)。全体に顔の占める割合、目の高さ、背景の色、服装などの細かい規定に関してはウェブサイトを参照。


エントリーフォームに入力する際の注意点は?

 記入漏れや記入ミス、写真が規定通りであるかどうかなど、基本的なことによく注意してください。昨年のエントリーで使用した写真で応募したり、1人で2回以上応募したりすると無効になります。

 エントリーフォームは、次のページに進むと、もう元のページに戻ることはできないので、十分注意が必要です。

 受付番号は抽選で選ばれたかどうかを確認する際に必要です。受付番号が分からないと、当選しているかどうか確認することができなくなるので、番号を控えるかプリントアウトして、当選発表まで大切に保管してください。



家族で応募する場合の注意点は?

 結婚している場合は、夫婦それぞれが1回ずつ応募申請できるので、当選の可能性が2倍になります。子供(21歳以下で未婚であること)がいる場合は、子供も全員エントリーフォームに記載します。家族全員が永住権を申請しない場合でも、全員分の氏名や年齢などの情報を記載しなければなりません。両親や兄弟の永住権は永住権抽選プログラムで申請することはできません。


当選発表はいつ、どのようにして行われますか。

 当選発表は2017年5月2日以降、国務省のウェブサイト上で発表され、自分の受付番号を入力すれば、当選したかどうか確認することができます。

〈おことわり〉
 当弁護士事務所は、記事内容に関して一切の責任を負いかねます。詳細は各専門家にご相談ください。


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リチャード・A・ニューマン弁護士

ニューヨーク州公認弁護士。30年以上の弁護士経験を持ち、1990年の事務所開設以来、米国移民および市民権法などの法律手続きに携わる。特に労働ビザ、領事事務、永住権、PERM、laborcertifi- cations、労働許可証の取得などの経験が豊富。

The Law Office of Richard Newman

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