2015/10/02発行 ジャピオン833号掲載記事

スペシャリストに聞く

①永住権抽選プログラム

今月のテーマ:永住権

文化、習慣、法律も違う海外で暮らす上で頼りになるのはスペシャリスト。日常生活を送る上で必要となる、また気になるテーマについて、さまざまなジャンルのスペシャリストたちに話を聞く。

今年も10月1日から、永住権抽選プログラム、DV―2017の受付が開始された。今回、応募資格や手続きに関して大きな変更はないかなどを専門家に聞いた。


「永住権抽選プログラム」とは?

 今年も永住権抽選プログラム(DV―2017)の応募要項が発表されました。これは、米国への移民が少ない国からの移民を増やすことを目的とした移民多様化プログラム(DiversityImmigrant Visa Program)で、「DVロッタリー」とも呼ばれています。毎年米国務省が実施しており、2017年もこのプログラムで5万人に永住権の発給が予定されています。


このプログラムの目的は何ですか?

米国への移民を促進することが目的です。どの国の国民でもこのプログラムに応募できるわけではなく、過去5年間で移民数(永住権取得者数)が少ない国に優先的に人数が割り当てられます。

 日本は対象国となっているので、日本人はこのプログラムに応募することができます。昨年実施された「DV―2016」では、302人の日本人が当選しています。


応募要項について教えてください。

 今年の応募受付期間は、東部標準時間の2015年10月1日(木)正午から11月3日(火)正午までです。この期間中に、米国国務省のウェブサイト(www.dvlottery.
state.gov/esc
)から、1人1回のみ応募することができ、応募申請は無料です。資格は次の通りです。

【出生国】
応募者本人、応募者の配偶者または親が対象国で生まれている。

【学歴・職歴】
高校卒業か、それと同等の資格を有している。あるいは、過去5年間に2年以上の職業研修を受けているか、実務経験を必要とする職業に従事したことがある。

【写真】
6カ月以内に撮影したデジタル写真。サイズはパスポートサイズ(600×600ピクセル)。全体に顔の占める割合、目の高さ、背景の色、服装などの細かい規定に関してはウェブサイトを参照。


エントリーフォームに記入する際の注意点は?

 記入漏れや記入ミス、写真が規定通りであるかどうかなど、ごく基本的なことによく注意してください。1人で2回以上応募すると無効になります。

 受付番号は抽選で選ばれたかどうかを確認する際に必要です。受付番号が分からないと、当選しているかどうか確認することができなくなるので、番号を控えるかプリントアウトして、当選発表まで大切に保管してください。

 また、エントリーフォームは、次のページに進むと、もう元のページに戻ることはできないので、十分注意が必要です。


家族で応募する場合の注意点は?

 結婚している場合は、夫婦それぞれが1回ずつ応募申請することができるので、当選の可能性が2倍になります。子供(21歳以下で未婚であること)がいる場合は、子供も全員エントリーフォームに記載しなければなりません。家族全員が永住権を申請しない場合でも、全員分の氏名や年齢などの情報を記載しなければなりません。

 両親や兄弟の永住権は永住権抽選プログラムで申請することはできません。

〈おことわり〉
 当弁護士事務所は記事内容に関して一切の責任を負いかねます。詳細は各専門家にご相談ください。


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リチャード・A・ニューマン

ニューヨーク州公認弁護士。30年以上の弁護士経験を持ち、1990年の事務所開設以来、米国移民および市民権法などの法律手続きに携わる。特に労働ビザ、領事事務、永住権、PERM、laborcertifi- cations、労働許可証の取得などの経験が豊富。

The Law Office of Richard Newman

TEL
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