この店の話題をひとくち

アメリカンフュージョンレストラン 日本産ハマチの新しい魅力を楽しむ

ソーホーにある「ベランダ」は、ミシュラン星付きポルトガル料理店「アルデア」でシェフを務め、ポルトガル料理本の執筆もするジョージ・メンデスさんによる多国籍料理が楽しめるレストランだ。

写真の「Hamachi Confit($27)」は低温でじっくりと火を通したハマチに、ショウガ風味のだしソースがかけられ、ブラックトリュフが散りばめられている

だしの効いたショウガ風味のエスプーマに覆われたハマチは、低温でじっくりと火入れされ、パサつくことなくしっとりとした食感。生臭さは感じられず、口に運ぶとブラックトリュフの香ばしい香りが広がる。ハマチは日本固有種のため和食のイメージがあるが、程よく脂が乗りつつもさっぱりとしており、どんなジャンルの料理とも相性がいいと感じた。

ソーホーにあるレストラン「ベランダ」では3種類のハマチ料理を楽しむことができる

ちなみに「日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)」は現在、ニューヨークに店舗を構える7人のシェフと、日本産ハマチのコラボレーションを開催している。シェフたちが開発したオリジナルメニューを、在籍するレストランで提供中。マンハッタンの7店舗でさまざまなジャンルのハマチ料理を楽しめる。詳細は下記のウェブサイトから確認できる。この機会にハマチの新しい魅力を体験してみて。

Veranda
23 Grand St.
(bet. 6th Ave. & Thompson St.)
TEL: 212-201-9117
verandasoho.com

日本産ハマチプロモーション特設サイト
seafood-jfoodo.jetro.go.jp/us/index.html

 

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1240

今年のセントパトリックデーはイル文化を探索しよう

3月17日(土)のセントパトリックデー(Saint Patrick’s Day。以下:聖パトリックデー)が近づくとニューヨークの街中が緑色の装飾で活気づく。一足先に春の芽吹きを感じさせるこの記念日は、アイルランドの血を引く人にとっては「盆暮れ」と同じくらい大事。大人も子供も大はしゃぎでパレード見物やアイリッシュパブに出かける。聖パトリックデーとアイルランド魂の真髄を紹介する。

Vol. 1238

どうする? 今年のサマーキャンプ

ニューヨークも少しずつ春めいてきた。そろそろ夏休みの計画が気になり始める。特にお子さんのいる家庭では「サマーキャンプ、どうする?」といった会話が食卓でも上るのではないだろうか? 大自然の中で思いっきり身体を使うお泊まりキャンプから、ニューヨーク特有のリソースを利用する市内のデイキャンプまで選択肢は山ほどある。どうやったら2カ月を超える長い夏休みを子どもが退屈せず、かつ、親のストレスなく過ごせるか? サマーキャンプ選びのヒントを集めてみた。