米国の保険

米国の保険

 米国の保険は、健康保険(Health Insurance)、生命保険(Life Insurance)、損害保険(Property & Casualty Insurance)大きく分けて三つのカテゴリーに分類できる。


健康保険と医療保険

 病気やけがなどの治療をカバーする医療保険(Medical Insurance)のほか、歯科保険(Dental Insurance)、眼科保険(Vision Insurance)などの総称が健康保険 (Health Insurance)。歯科保険は歯の治療や予防、眼科保険は眼鏡やコンタクトレンズ代など限られた部分をカバーする。


オバマケア

 「オバマケア」(the Patient Protection and Affordable Care Act)は、アメリカ国民全員が医療保険に加入することを求める制度。医療保険制度改革法が定める最低条件を満たす医療保険に加入することが義務づけらるもの。未加入者には罰金が科せられる。

 各州がマーケットプレイスと呼ばれるウェブサイトを展開し、さまざまな医療保険のプランを見比べて、購入することができる。

 支払った保険金は税控除の対象となり、タックスリターン(確定申告)の際に申請し、連邦政府が保険金の一部を肩代わりする。
(連邦政府公式ページ/www.healthcare.gov


生命保険

 生命保険は掛け捨て型( Term Life )と積み立て型( Permanent Life) に大別できる 。掛け捨て型は通常10年~20年の期限(term) があり、その期限中に被保険者 (insured) が亡くなると死亡保険金 (death benefit) が受給者 (beneficiary) に支払われる。「掛け捨て」は保険料の支払いを止めると保険が失効する。

 積み立て型ではキャシュバリュー (Cash Value) と呼ばれる生命保険の口座に積み立てたお金があり、保険料の支払いを一時停止しても即座に保険が失効することはない。

 積み立て型にはさらに終身型 (Whole Life)、ユニバーサル型(Universal Life)、変額型(Variable Universal Life)などがあり、口座の中で貯蓄や投資をすることができる。またキャシュバリューの一部を取り崩して事業資金、学資、退職後の資金などにも利用できるのため、保険を利用した金融商品といえる。

 米国での生命保険は、死亡保障、早死にするリスクに備えることを第一の目的となる。また積み立て型では、保険口座の中で運用する自分のお金「キャシュバリュー」を利用して子供の教育資金や自分の老後の蓄え、または相続対策にも使うことができる。

 老後に備える生存保障は「Annuity」と呼ばれる年金保険があり、介護保険は「Long Term Care」という商品がカバーする。入院保障は医療保険の範囲であるため、生命保険は関与しない。


損害保険

 全米保険業協会(NAIC)の調べでは、米国の損害保険で最も利用されているの自動車保険。このほか住宅保険、雇用者傷害保険、業務上の保険、船舶海上保険、医師の瑕疵(かし)責任保険など、種類は非常に多岐にわたる。いずれも専門性が高いため各部門の専門家に相談することがすすめられる。

(記事はNYジャピオンの既出の記事の内容をまとめたものです。記事は一般概念ですので、個々よってケースが異なる場合があります。問題が生じた場合、弊社は責任を負いかねますのでご了承ください。質問、詳細に関しては各機関、各専門家にお問い合わせください。)


NYジャピオン 1分動画