

領事館の第一の任務は、緊急事態における邦人の安全確保。今回は、在留邦人と短期旅行者の安全対策について。
日本人旅行者が被害に遭いやすい最近の犯罪には、どのようなものがありますか。また、被害に遭わないために、どんなことに注意するべきですか。
ニューヨークは以前に比べて安全になったとは言え、東京と比べればまだまだ犯罪件数がはるかに多いのが実情です。
ニューヨークで実際に多いトラブルは、スリや置き引きが挙げられます。高級ホテルのレストランだからと油断して、荷物を置いて席を離れたすきに盗まれるということもあります。また、空港等でたくみに誘導して高額な料金を請求したり、旅行会社が用意したシャトルを装う白タクなどの被害も報告されています。タクシーを利用する場合は、必ず空港の決められた正規のタクシー(黄色いタクシー)乗り場の案内職員を通じて乗車するようにしてください。地下鉄やバスなどの利用のルールも日本にいる時と同じ感覚でいると、思わぬトラブルに巻き込まれます。例えば、地下鉄の中では走行中の車輌間の移動は禁止されていますが、それを知らない旅行者が車輌間の移動をしたために罰金を科されたという実例もあります。事前にその国の法律、規則、習慣などの知識を得ておくことが大切です。
また、しばしば領事館に日本の家族から、「帰国予定日になっても帰国しない」という問い合わせがありますが、家族に無用な心配をさせないためにも、出発前に旅行日程や連絡先を渡しておきましょう。
海外を旅行する場合は、事前に行き先の情報をきちんと調べることが大切です。外務省では海外安全ホームページ(www.anzen.mofa.go.jp)を設置して、地域ごとの情報を提供しています。
在留邦人が遭いやすいのはどんなトラブルですか。
多いのは、文化や習慣の違いで起きるトラブルです。例えば、子供を車に乗せてクリーニング店でピックアップするほんの2、3分間、車の中に子供を一人にしておくだけでも、米国では児童虐待と見なされます。また、日本よりも家庭内暴力に対して敏感な国なので、大声で夫婦喧嘩をしていたら、近所の人に通報されて夫が警察に連れて行かれる、というようなことも起きています。米国ではどんなことが児童虐待や家庭内暴力と見なされるか、調べておいた方が良いでしょう。
領事館でも、随時安全に関する情報を提供しています。ロンドンテロの影響で空港のセキュリティー・チェックが厳しくなった時も、Eメールなどで情報を提供しました。こうした情報も活用してください。在留登録をすれば、領事館からのお知らせをEメールで受け取ることができます。
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在ニューヨーク日本国総領事館
Consulate General of Japan 299 Park Avenue., 18th Fl. (bet. 48th & 49th St) TEL: 212-371-8222(代表) (緊急の場合は24時間対応) FAX: 212-755-2851 |