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病院・弁護士名:
ジンコン総合専門学校

フィリップ・カツ弁護士

移民法、不動産法、家庭法、刑法(飲酒運転、軽罪、重罪)、ビジネス法(会社設立)などを専門とする。関西外国語大学に2年間留学。流暢な日本語を話し、気さくな人柄でクライアントからの信頼も厚い。現役認定消防士・救急救命士のボランティアで、9・11では救出・捜索活動に当たった。

今月のテーマは交通事故などの人身事故。事故でけがを負った場合、負わせた場合、どうしたらいいでしょうか。

交通事故で歩行者にけがを負わせてしまったら、ドライバーはどう対応したらいいか、また、被害者になった場合、とるべき手続きについて教えてください。

けが人が出た場合は、すぐに911に電話して警察と救急車を呼ばなければなりません。警察は現場で事故のレポートを作成します。
 
次に、ドライバーは保険会社に連絡します。保険会社は交通事故をニューヨーク州に報告するフォームに記入してニューヨーク州に事故を知らせます。これは警察が作成するレポートと同様、事故について報告するものですが、「ドライバー側の視点」に立って作成する報告書です。事故の責任は自分にあると思う場合は、保険会社にすべて任せた方がいいでしょう。保険会社が弁護士を雇い、ドライバーの代理として事後処理を行います。
 
一方、交通事故の被害者になってしまった場合は、必ず弁護士を探して相談しましょう。保険会社は病院の費用などまでは払ってくれますが、賠償金は払ってくれません。弁護士を雇え ば、賠償金も請求してくれますし、必要があれば訴訟を起こすこともできます。このようなケースではほとんどの場合成功報酬なので、訴訟で勝てない限り、被害者側は弁護士費用を支払う必要はありません。

アメリカでは示談は一般的ですか。

あまり一般的とは言えませんが、けがの程度や保険会社によっては、示談もありえます。けがの程度が軽く、証拠もある場合は、訴訟を起こさなくても解決できる場合もあります。
 
また、保険会社を通さずに解決できれば、あとで保険料の掛け金が上がらずにすむという判断から、相手の車にこすって傷をつけてしまったというような軽い事故で、500〜1000ドルくらいの弁償ですむ場合は、保険会社を通さないで自分で払ってしまう人もいます。
 
一方、保険の掛け金が少なくて、事故を起こした場合に保険金でカバーできない人が多いのも現実です。最低30万ドルくらいの保障がある保険に入ることをおすすめしたいですね。

もし、ドライバーが保険に加入していなかったら、被害者は泣き寝入りでしょうか。

その心配はありません。ドライバーが事故後に逃げてしまって車の情報が分からなかったり、ドライバーが保険に入っていない場合は、ニューヨーク州が治療費や救急車の費用を負担してくれます。


(おことわり)
当弁護士事務所は、記事内容に関して一切の責任を負いかねます。詳細は各専門弁護士にご相談ください。

フィンク&カツ法律事務所
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