

1993年Eastern Nazarene大学で学士号と修士号取得。大学院では統計やリサーチ、心理学を学ぶ。Citigroup系信託会社を経て、現在はNew Castle Financial GroupでディレクターClaus F. Pollemのアシスタント兼ファイナンシャル・コンサルタント。NY州サイコセラピストの資格を活かしコンサルテーションも行う。
今月は、人生という長いスパンでお金の運用を考える、「ファイナンシャル・プラン」について伺います。
「ファイナンシャル・プラン」という言葉をよく聞きますが、ファイナンシャル・プランはなぜ必要なのでしょうか。また、いつから始めるといいですか。
ファイナンシャル・プランは経済的な面から考える人生設計です。これからは、年金や401kだけでは老後の生活資金を十分にまかなえないと言われています。ライフスタイルも多様化し、退職の時期も、40代で迎える人もいれば70歳まで働きたいという人もいます。そこで、どんなライフスタイルを求めているのか、いつ頃リタイアメントを迎えたいのか、その後はどのような生活を送りたいのか、それぞれのニーズに合わせて、ファイナンシャル・プランを立てていきます。
「時間を味方にできる」ので、ファイナンシャル・プランニングは若いうちから始めるのが断然有利です。若いうちはまだ人生の目標を見通すことが難しいですが、どのようなライフスタイルを選択しても、リタイアメントを迎えたときに最終的に到達するようなプランを作成するといいでしょう。また、働き始めたら、収入の1割は使わずに将来のためによけておく癖をつけるといいですね。
ファイナンシャル・プランでは投資をすすめられることが多いようですが、株などの投資はリスクが大きいので、私には無理だと思うのですが…。
ファイナンシャル・プランニングの基本は、足し算(貯蓄)、引き算(支出を抑える)、掛け算(投資によってお金を膨らます)、割り算(プロの知恵を借りてリスクを分散)と言われています。日本人は〝足し算〟、
〝引き算〟は得意ですが、〝掛け算〟、〝割り算〟に慣れていない人が多いようです。
一般的に「投資にはリスクがある」と思われていますが、銀行のCDなどに預けておいてはインフレに負けて、貯蓄の購買力は目減りしていきます。このリスクに気づかない人が多いようですが、インフレに負けない財テクを考えることが大切です。
さまざまな統計を見ると、米国人は貯蓄額が少ないかわりに、自分で情報を吟味してミューチュアル・ファンド(投資信託)を利用したり、アセットマネージャーを活用して、個人の投資ポートフォリオを作成するなどして、お金を運用しています。
投資のプログラムには、リスクが全くないものからハイリスク・ハイリターンのものまで、さまざまなものがあります。年齢やライフスタイルに応じて、リスクの少ないものから始めたり、リスクのないものとあるものを組み合わせてポートフィリオを作成することをおすすめします。
(おことわり)
記事内容に関して一切の責任を負いかねます。詳細は各専門家にご相談下さい。
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