

ナッソー郡出身、NY州認定弁護士。18歳から法律事務所でインターンを開始。ニューヨーク・ロースクールを修了し、1995年にライセンス取得後は、不動産、事故補償、移民法、家族法、会社法、刑法など幅広い分野で経験を積む。2004年、「Steven W. Epstein & Associates法律事務所」を設立。法廷での経験豊富。
手続きに要する時間と費用が少なく済むスモール・クレームズ・コート。手続きの流れを解説します。
誰でもスモール・クレームズ・コート(Small Claims Court)で訴えを起こせるのですか?
18歳以上の個人、また17歳以下の未成年の保護者としてなら、誰でもスモール・クレームズ・コート(www.courts.state.ny.
us/courts/nyc/smallclaims)で訴えを起こすことが出来ます。原告は個人に限られていますが、被告は個人だけでなく、法人などの団体にも及び、原告は1件の訴訟で、複数の個人や団体を訴えることが出来ます。ただし、原告本人は、請求額の法的な受取人であるなど、訴えの当事者でなくてはなりません。例えば、自動車を運転中、交通事故に遭い車が破損しても、事故車両が自分の名で登録されていなければ、車の被害に対する補償を請求することは出来ません。
訴えを起こせる裁判所は、原告、被告のいずれかが居住または勤務する地域か、いずれかの勤務する会社が登記されている地域を管轄する裁判所となります。
訴訟の手続きの流れについて教えて下さい。
まず、自分または相手の居住地や勤務地を管轄するスモール・クレームズ・コートの、「クラークス・オフィス(Clerk’s Office)」というところで、訴状(Statement of Claim)に、必要事項を記入し、提出します。必要事項には、訴訟理由や請求額の他、相手の勤務地住所なども含まれます。
裁判費用は請求額にもより異なりますが、最高でも30ドル程度です。現金、マネーオーダー、銀行小切手などでの支払いが可能で、個人小切手は使用不可です。
訴状の提出と手数料の支払いが済むと、係員から公聴日を指定されます。スモール・クレームズ・コートの公聴は通常、午後6時半に開始されますが、障害者やシニアの場合は、昼間の時間帯を希望することもできます。
訴状の受理と公聴が終わると、訴えの内容と原告の氏名・住所が記された通知が、被告側に書留郵便で届けられます。被告が転居した場合などは、本人に直接手渡すなどの措置がとられますが、訴状が受理されてから4カ月以内に、被告側が通知を受け取ったと確認されなければ、訴えは無効となり、後に被告の所在が明らかになった場合は、新たに訴状を用意する必要があります。
裁判予定日までは、双方が証拠や証人を集め、必要ならば裁判所から証拠提出命令や、証人としての出頭命令を発行してもらうなどして、審議に備えます。
(おことわり)
当弁護士事務所は、記事内容に関して一切の責任を負いかねます。詳細は各専門弁護士にご相談ください。
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スティーブン・エプスティン
法律事務所 150 William St., 19th Fl. New York, NY 10038 |