

ニューヨーク州弁護士。ジョージア大学ロースクール卒。MBAも保持。移民法分野を中心に10年以上の経験を持つ。移民法弁護士協会メンバー。家族法、商法や訴訟なども手がける。国連職員としての実績もあり、現在では国際的に活躍する弁護士である。
「E-1ビザ」「E-2ビザ」の申請に必要な書類や手続き、また、申請費用についてお聞かせください。
E-1ビザ(通称「貿易商ビザ」)は、日米間で貿易を行う会社や、銀行、法律、運送などのサービスを行う会社の所有者、マネージャー、管理職、特殊技能を持つ人などに発給されるビザです。また、E-2ビザ(通称「投資家ビザ」)は、米国の会社に実体のある投資を行う投資家に発給されるビザです。どちらのビザも、申請に当たっては、以下のことを証明するための資料や書類を提出しなければなりません。
●実体のある企業である
●実体のある貿易活動を、米国との間で相当量行っている(E-1)
● 米国内の会社に実体のある投資を相当額行っている(E-2)
EビザはLビザと同様、就労ビザのなかでも比較的自由に米国内で活動でき、会社の経営などにも関われるため、その審査も非移民ビザの中では最も複雑で厳しく、申請に必要な書類もかなり多くなります。具体的には、次のような書類が必要です。
●会社設立書・定款など、米国企業設立の証拠となるもの
●資本の証拠となる書類(E-1)。資本財などの購入・不動産契約リースまたは購入・建設契約・青写真、建設用地の写真・新規事業に関する新聞記事など、米国内への投資の財務記録証明(E-2)
●事業規模の証明(貸借対照表、出荷済みまたは出荷予定の商品の契約書および納税申告書の写し)
●会社案内
●事業計画書
●銀行取引証明書、損益計算書、またはその他の会計士報告書、所得申告書
このほか、Eビザの申請者本人に関してそろえるべき書類は、次のとおりです。
●パスポート、戸籍、出生証明書(Eビザの発給の対象となる条約国の市民であることの証明として)
●履歴書
●管理職、重役職、特殊技能職が可能な学歴・経験・技能の詳細
●その他、DS-156(スタンダード非移民ビザ申請用紙。インターネットで入手可)、写真、カバーレター、申請費用振り込み済み領収書などは、ほかのビザの申請の場合と同じ
次に費用についてですが、Eビザの移民局での申請費用は190ドルです。H-1Bビザの申請費用が、会社の規模によって1440ドル、もしくは2190ドルかかるのに比べると、かなり割安です。ビザの申請を弁護士に依頼すれば、これとは別に弁護士費用がかかります。Eビザ申請のための弁護士費用は、2000〜3000ドルくらいが相場のようです。
Eビザを取得するまでにどのくらいの日数を見ておけばいいでしょうか?
どのような書類が必要かによっても違うので一概には言えませんが、必要書類を集めるのに、最低でも1週間ほどは見ておいた方がいいでしょう。また、移民局でのEビザの申請の場合、申請してから発給までに2〜3カ月くらいかかるのがふつうです(特急申請では2週間以内)。大使館申請は面接後すぐビザ発給が可能です。それを考慮して、ビザの申請準備を始めるといいでしょう。
(おことわり)
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ケシャブ法律事務所
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