3月のトピック ◆
アルコール依存症


アジア系のリカバリーセンターとは?
社会福祉団体「ハミルトン・マディソンハウス」の傘下にある「アジア系アメリカ人リカバリーセンター」は、2001年からニューヨーク州、ニュージャージー州、コネティカット州在住の日本人と、日系人を対象に、アルコール・薬物依存症のカウンセリングを提供しています。
近年、アルコール・薬物依存症の問題は、在米日本人や日系人の間でも深刻化しています。母国を遠く離れたアメリカでの孤独感、生活様式の変化、カルチャーショックなど、心理的ストレスが、アルコールや薬物への依存を悪化させる傾向もあります。
当センターは、アルコール・薬物依存の心配のある人への診断テストと治療計画、個人/家族/グループ・カウンセリング、職業カウンセリング、精神科医による診断、処方治療などのサービスを提供し、専門機関の紹介なども行います。
日本語を話すソーシャルワーカーのほか、通訳を介して精神科医と看護師も対応します。料金は、メディケイド、メディケア、または一部保険が適用されるほか、個人の収入に応じてスライド制で請求されます。
依存症の原因となる有害な薬物とは?
最も身近にあるのがアルコールなのです。アルコールは合法ですが、脳や行動に影響を与えるという点で「薬物」と見なされます。ニコチンを含むタバコも同様です。
違法の薬物としては、マリファナ、コカイン、エクスタシー、クラック(高純度のコカイン)、ヘロイン、LSD、吸入薬物(シンナー等)などがあります。術後に処方される鎮痛剤を乱用して、依存症になるケースも増えています。
アルコール依存症の診断基準は?
次の四つの質問です。
(1)飲酒量を減らした方がいいと思ったことはありますか?
(2)他人から酒の飲み方について批判されたことはありますか?
(3)自分の飲み方に罪悪感を覚えたことはありますか?
(4)二日酔い、イライラを抑えるため、朝起きて一杯飲まないといられなかったことがありますか?
このうち、一つでも「はい」がある人は、すでに何らかの問題があるかもしれないので、早めに診断を受けることをおすすめします。内科や主治医で血液検査を受け、すでに体に影響が出ていたら、飲酒を控えるか、やめる良い機会になります。当センターのカウンセリングを受ける場合も、この事前の健康診断の結果が必要です。
アルコール・薬物依存症は、人間関係、家族、仕事など、最も基本的で大切な人生の側面を、気づかぬうちに破壊してしまいます。治療を受けなければ症状が悪化する深刻な病気なのです。もしかしたらと思ったら、当センターにご相談ください。
※来週はアルコール依存症の原因についてです。
